皆さん今晩は、代表の前田です。
今年は雨が多くて厄介ですね。
さて、今日のテーマは「羊頭狗肉の裏側」です。
飲食店だとよく見かける写真つきのメニュー。
ファーストフード店などで写真通りの格好で出てくるものは少ないということでよく文句のはけ口としてネット上に比較写真が掲載しているところをみかけます。
実際メニューの写真通りの形を期待したら、思いのほか不格好だったり、見た目以上に薄かったり、量が少なかったりしたら、不満と言うものは少なからず出るものです。
そんなわけで私が今日行っていたファミリーレストラン。
ハンバーグセットのようなものを頼んだのですが、どうも全体ボリュームが小さく見える。
どうしてなのかと今一度メニューを見ながら確認してみたら、確かにパーツ一つ一つが小さい気がする。
もしかしたら、写真のお皿と実物の皿の関係でより大小の差が際立って見えましたが、特に添え物のポテトフライがスライスが薄すぎてハンバーグのボリュームを誤魔化すのに一役買っていない。。
細かいことを指摘すればそれだけ多くの指摘が出来そうなのだけれど、一方でこの程度を許容する従業員がいるわけだから、そちらの方を考えるように思考を切り替えてみた。
確かに彼ら従業員の多くは時間給であり、どれだけ頑張ろうと雇用主が報奨を与えたり、時間当たり給与を挙げない限り金銭的な動機付けはされない。
お客さんから得られるのは感謝の言葉よりも苦情の方が圧倒的に多いだろう。私自身がそうやって不満を述べてしまうくらいには、感謝と縁遠いと言える。
しかも繁忙期には品質よりも量をこなすことを求められる。
品質と量を両立できないのは半人前と言うが、料理自体が機械化されてない以上ばらつきが出るのは当然であり、質を上げても単価が上がらないのであれば、量で稼ぐしかない。
結果品質はさらに軽視される。
安時給で品質を軽視する従業員、羊頭狗肉、そしてそれに不満を募らせる消費者と言う構図が出来上がるわけです。
そう考えると昨今の品質偽装の話題は、営利を追求し、従事する人材をコストとして時給計算の補充要因で賄おうとした企業の怠慢と言えるのではないでしょうか。
ではでは