月別アーカイブ: 2013年3月

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2013.03.31 Sunday

制限した仕入れと蔵書の処分

みなさんこんばんは、ちゃっぴーです。

今日は、日曜日なのでお店も定休日。

しかし、財布を昨日お店に忘れてしまっていたため、今朝はそれを取りに行くところから始まりました。

お店の書籍の注文が入っていたのでけがの功名でしたが。

書籍を発送してから歯科の定期検診に向かいました。

漸く野暮用も片付き、お店の備品が足りなくなってきているのを思い出したので、備品を買い足すため、また仕入れができるようにと久々の遠出を敢行しました。

とはいえ、このままのペースで蔵書を集め続けていては、うちが古本の山になってしまいます。

仕入れる量を出来る限り抑えて、「必要最低限」の仕入れを行います。

出来る限り回転率の高そうな良い本を選び、書籍として使用価値の著しく低下したものを処分しようと思います。

古本屋として「仕入れた本を処分する」ことは避けたい損失の一つです。

しかし、今や実現不可能な「有限会社設立の方法」といった本に対し「学術的価値」はともかく、「実用性」の価値はありません。

あんとれボックスの価格設定を維持するためにも価値が著しく低下した書籍はどこか別のところへ持っていくしかありません。

ではでは

今日の本は、「ノウハウゼロからのリサイクル書店開業のススメ!」です。
いわゆる企業万歳本です。ブックマートへの加入を勧めてきます。所謂新古書店とも言われるリサイクル書店ですが、話はそう単純ではありません。
「安く仕入れて高く売る」ことが古物を営む面々の基本原理ですが、新古書店は「価値」ではなく「市場の使用価値」に特化しているため、仕入れ値が非常に低くなりがちです。
その点はまだ個人の古書店に軍配が上がると思います。

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2013.03.30 Saturday

人それぞれの進み方

みなさんこんばんは、ちゃっぴーです。

今日は、雲がかかっていて気にならない程度の小粒の雨が降っていたり、いなかったりするようなどっちつかずの一日でした。

今日は以前より指摘を受けていた部分を改善するガイドラインを作成し、より開けたスペースとしてあんとれボックスが広く普及し、伸びてゆけたらと思います。

さて、私が起業を志し始めてからそろそろ一年が経とうとしています。
実際に起業したのは8月の下旬ですが、お陰様で多くの人々の支援を受けて緩やかにではありますが業績が向上し始めています。

「今更かよ!」とあきれ返りたくなるかもしれませんが、これが良くも悪くも私の進み方です。

山頂の景色は、山を登る過程がなければただの写真と一緒です。

自分で山を登るという意思と実行までの過程、そして結果の三つがそろって初めて景色に意義を見出すことができます。

早いうちから高い山に登る挑戦をすれば成功し、精神的にも大きくなるかもしれません。

しかし、だからこそ近場の低い山を登ろうと決意した人たちを「のろま」と侮ってはいけないと自戒します。

人それぞれの道があって、それぞれの進み方があるからです。

ではでは

今日の本は、「図解 ひとりではじめる起業・独立」です。
私が起業をしようと考えた時に古本屋で買って読み込んだ初めての起業本でした。書いてあることはごくごく当たり前のことなのですが、その「当たり前」を当たり前に書くことの大切さを蔑にしていては、土台が作れません。
全く何も知らないまま、起業を漠然と考えている方にはとても分かりやすい本だと思います。

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2013.03.29 Friday

非対面買取と誘導

みなさんこんばんは、ちゃっぴーです。

今日は特に来客の予定もなかったのでお店で改装の準備や店内の清掃活動、足りなくなった備品の調達など細々としたことをしていました。

その昼過ぎに宅配業者の方が段ボール三つを持ってきました。

以前このお店にいらした方で起業家ネットワークに関心を持ってくださっていて、蔵書の一部を買い取ってほしいと仰っていました。

その書籍が届いたのです。早速段ボールから書籍を取り出し、一つ一つ精査しながら査定額を決定します。

この査定の作業は開業以来二回目で「非対面での買い取り」は今回が初めてになります。

古物商を営んでいる方はよくご存知かと思いますが、「古物の買い取り」は基本対面では「営業所」か「相手先の住所」でのみ受け付けられます。

対して「非対面での買い取り」では本人証明の確認が対面以上に細かく設定されています。

その制度を怠ると、営業停止処分を含めた厳しい処分があります。

盗難被害を食い止める防犯対策ですが、なかなかややこしい制度です。

私には何もかもが初挑戦なので、この買取の機会を与えてくれた方に感謝します。

作業も一段落し、一息ついた夕方ごろに私の携帯に電話が入りました。

以前本をお買い上げ頂いた知り合いの方からで、自分に合う書籍を選んでほしいと連絡を受けました。

前回来店された時も同様のことを仰っていたのですが、私は人に勧められるほど蔵書に対する知識もないうえ、相手の需要にこたえられる書籍を選べられなかった苦い経験があります。

今回も以前とはまた違う切り口で蔵書から見繕ってほしいというお話でした。

結局二転三転しながら書籍を選び配送する準備に取り掛かりました。

繋がりから広がるビジネスの輪を今後も大事にしていきます。

ではでは

今日の本は、「100枚の名刺を100人の人脈にする 20代だからできるネットワークの築き方」です。
社会人になると始まる奇妙なルール、「名刺交換」。もちろん、名刺はその人の鏡そのものとして扱われ、社会における自己紹介のツールです。
この名刺交換における人脈は「つながっていそうで、そうでもない」ことが往々にしてあります。
大事なのは「名刺交換ののち、繋がりたいという意思表示をすること」です。
20代のうちは、失敗して学ぶという側面もあるので、大いに無鉄砲に名刺を配ってみるのも勉強になるかもしれません。


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2013.03.28 Thursday

イベント参加費

みなさんこんばんは、ちゃっぴーです。

最近人と触れ合う機会が増えてとてもうれしいです。

さて、あんとれボックスも単純な古本屋から、「起業支援」へと大きく動き始めたわけですが、その上で大きな壁が出来ました。

それは、「各イベントへの参加費を決めること」です。

私は今まで参加者側の視点で参加費を払うことが多かったのですが、実際受け取る側に回ると何に対して対価を払ってもらうのが妥当なのかわからなくなってしまいます。

参加費の立ち位置とは何か。

いくつか参考になったご意見を列挙すると

・参加する上での敷居を設けることで、参加への意欲を上げ、質の高いイベントになりやすい。

・儲けることは別にして、場所を借りている以上賃料は発生しているのだから、その分くらいは徴収すべき。

・あんとれボックスの主な収入源になる可能性を自分から狭めている。企画者である以上、自己への値付けを低くするべきではない。

などなど。。。

なるほどと思いつつ、「そんなものでお金をもらって本当に良いのか」と疑問に感じることもあります。

結局、私はビジネスマンとして未熟なのだと思います。

本ではなく、自身への値付けが必要なのですね。

ではでは

今日の本は、「スタバではグランデを買え! 価格と生活の経済学」です。
規模の経済、という言葉を度々記事にしていますがこれは提供者、消費者双方にとって利益のある考え方です。500ml600円のカルピスと1l1000円のカルピスの二つがあった場合、企業にとっても消費者にとっても1000円の方がお得になります。
しかし、規模の経済は代償として固定費の圧縮を誘発するので、従業員は不利益を被ることになります。経済合理性に則って商売をすると経済的弱者が不可欠な環境を求めてしまいます。
今後はその課題をどう解決するか、「次の一手」が重要になります。


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2013.03.27 Wednesday

古きを知り、新しきを作る今

みなさんこんばんは、ちゃっぴーです。

今日から天気が曇天続きなので、花粉が少なくてよいのですが、寒さもぶり返してしまったため、せっかく衣替えした洋服群を引っ張り出す必要があるかもしれませんね。

最近友人たちがよくお店に遊びに来てくれるので、お店がにぎやかです。

彼らの多くは、この四月から社会人として活躍する人達なので、入社前最後の余暇をここで過ごしています。

私は就職活動を一切していないので、彼らの方が社会人としての教養が高いと思います。

例えば、私はビジネスマナーを知らないまま様々な方にご挨拶に伺っているので、時に無礼な行動を知らず知らずに行っていることがあります。

彼らにとってみれば、就職活動を通して知っていてしかるべき教養を私は知らないということですから、かなり幼稚な立ち居振る舞いをしているものと思います。

マナーを理解することは、社会人として生活するうえで必要なものだと思います。

ビジネスマンとしてステークホルダーと良き関係を作り上げ、より精力的な生き方を求める姿勢は私にはまぶしく感じられることもあります。

私はただ単純にその経験がない。知識もない。

知ることで視野が広がり、より広い世界を見ることができる。
それは素晴らしいことだと思います。

私がそうした試行錯誤の知識や経験を蓄えた後、次にすることはわかりやすく伝えることです。

ではでは

今日の本は、「大人のたしなみ ビジネス理論 一夜漬け講座」です。
ビジネスに登場する基礎的な理論を広く浅く取り上げた著書です。
普段とっつきにくいビジネス分野の導入書として書かれています。昨今の読書層の二極化に伴い「多読で知識を蓄えている人」と「殆ど読書をしない人」に分かれてしまっています。
読書になれている人には子供だましのような本だ、と批評する人もいるかもしれませんが、本書の要点は「一見難解な理論を分かりやすく伝えること」であって、「知ったかぶりや自称知識人」を増やすことではありません。

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2013.03.26 Tuesday

落ち込む出来事と大学時代を彷彿とさせる雰囲気

みなさんこんばんは、ちゃっぴーです。

今日は、昨日とは打って変わって晴れていました。今日も一日充実した一日を過ごせるように張り切っていました。

早速、先日に送付した内容について再確認を行っていると。。。

日本語の間違いがいたるところに見つかりました。

起業家ネットワークの参加者の名前を打ち間違えていることや、議事録の文章なのにまるで感想文のような形式になっていること、その上それを悪びれずに参加者に送ってしまったこと。。。

もう恥ずかしいやら情けないやらで、意気消沈してしまいました。

慌てて稚拙な文章を送ってしまったことをお詫びし、再編しているところに大学の知り合いから連絡が。

私の大学時代の知人たちが東京に集まっているとのことで、あんとれボックスに集まってよいかというお話でした。

最近堅苦しい気持ちでガチガチになっていたので、良い気分転換と思い、快諾しました。

すぐ大人数が集まり、あんとれボックスについて様々な意見を頂き、また今後の展開について情報共有しました。

多くの面々から「まるで大学時代に戻った雰囲気を感じた」と感想を頂きました。

夕方にお店を閉めて知人たちとともに、以前お聞きした開業したてのカフェにお邪魔しました。

このお店も大学の卒業生が互いに出資し合って開いたもので、とてもハイセンスな内装と大学時代特有の雰囲気を感じました。

お店の方とは特にこれといった接点がある訳ではなかったのですが、なんとも懐かしい気分です。

多くのメンバーが東京にいるようなので、これからもこの関係は続いていく気がします。

ではでは

今日の本は、「脱ひとり勝ち文明論」です。
足の引っ張り合いで勝敗を決めるのではなく、参加者全員が勝者となりうる企画、技術を広めてゆく。そんな思いを電気自動車や太陽光発電の開発から綴った本です。
本書の内容を鵜呑みにするのはよくありませんが、ゼロサムゲームからポジティブサムゲームに考え方を転換することで、より良い社会が創れる可能性を示しています。

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2013.03.25 Monday

起業はなんのために?

みなさんこんばんは、ちゃっぴーです。

先日の起業家ネットワークの興奮冷めやらぬ形で今朝を迎えました。
昨日の片づけと本来のあんとれボックスの形を戻すべく、什器を動かしたりしていました。

昨日のイベントから、まだまだあんとれボックスの「起業家支援の機能」に必要な要素が足りないと気付かされることがありました。

まだ起業家ひよっこの私ですが、素人なりに起業について体当たりで学ぶことも少なからずありました。

そもそも、起業って何なのでしょうか?

・自分の労働に見合う報酬が得られる(金をより多く稼ぐ)
・自分の裁量で仕事ができる(いつでも仕事ができ、休むことも出来る)
・自分の影響力を向上させられる(組織ではなく、自身を世界に広める)

そのどれもが正しく、しかし十分な答えではないような気がします。

私は起業を「自己実現達成へのステップの一つ」だと考えています。

私の掲げる「自己実現」とはアブラハム・マズローという学者の提唱した「欲求段階説」の中に掲げられる最も高次の欲求のことで、5段階にピラミッド状に描かれていることが多いです。端的に説明すると

・種の保存に不可欠な生理的欲求(睡眠・食事・性)
・自己の保全に関わる安全の欲求(衣食住の安全、保障)
・集団への所属と愛を求める欲求(受け入れられること)
・承認・尊重の欲求(価値ある存在だと認められ、尊重される)
・自己実現(こうありたいと思う理想の自分を追求する)

ということになります。

私の自己実現の終着点は「誰からも後ろ指を指されない自由な人生を送ること」で、最も近い存在は「勧善懲悪の物語の中の主人公」でしょうか。

暗い話ばかりがニュースで流れる今の世の中で、前向きに生きられる人生を送りたい。

その思いが、今の「あんとれボックス」へつながっています。

起業への思いは人それぞれですが、起業は「スタートや過程の第一歩」であり、「ゴール」ではありえないと思います。

ではでは

今日の本は、「夢がなくても人は死なない 好きな仕事を探すより仕事を好きになりなさい」です。
今日のお話とは視点がずれますが、「こうありたい自分」が見つからないまま仕事に就く人も少なくないと思います。
「こんな仕事は自分のやりたいことじゃない」「自分はほかにもっとやりたいことがあるはずだ」と現在の仕事を懐疑的に捉え、しかし自分のしたいことを明確に言葉にできない。そういう人たちのために本書は書かれています。
あるかどうかも分からない「自分のやりたいこと」を悶々と模索するのではなく、目の前にある仕事を「自分のやりたいこと」に置き換える方が建設的なのかもしれません。

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2013.03.24 Sunday

起業家ネットワーク

みなさんこんばんは、ちゃっぴーです。

今日は、今月最大のイベント「起業家ネットワーク」の第一回を開催しました。

あんとれボックス開業以降、今まで模索しかしていなかった、「起業支援」の形を主催で運営させていただく機会を大学の校友会から頂き、去年から少しずつ準備をしていました。

正直なところ、「参加者が少なくて、今後定例化できるか」という漠然とした不安を抱えながらの当日を迎えたので、戦々恐々としつつ会場に向かいました。

ふたを開けてみると、そこには私の予想を超えた活発さがありました。

以前より意思表明をしていただいた参加希望者のうち7名もの参加者が集まり、皆さん思い思いに起業への情熱を語っていただきました。

起業に役立つ情報の共有や、ビジネスモデル・事業計画の提案やネットワークへの参画、そしてより多くの方に参加を呼びかけ、起業への道を支援できるネットワークづくりが垣間見えた気がしました。

お世辞もあったかもしれませんが、多くの方に楽しんでいただけるイベントができたかな、と感慨深いものを感じました。

ここから、多くの方に「起業家支援」「起業家同士の交流や懇談」「ビジネスモデルの提案や改善点の提起」などのコンテンツを提供できるネットワークを構築してゆけたらと思います。

あんとれボックス内の企画として今後も
起業家ネットワーク、先日のビブリオバトルを組み込んでゆきます。

話は変わりますが、私は主催で企画を行った後、ほぼ確実に行っていることがあります。

一人反省会です。

ではでは

今日の本は、「プレジデントビジョン 起業への情熱」です。
近年、若年層を中心に「起業家」が増えている印象を受けます。勿論、「従業員」として会社に所属することを望む人が圧倒的多数だと思うのですが、本書ではその「圧倒的少数」である「成功した起業家」を取り上げた本です。
起業にはアイデア、資本金、人脈が不可欠と言われていますが、全ての要素を補う手段があります。それは「若いうちに起業をすること」です。
起業は何事もすべて自由に出来る「権利と責任」があります。しかし、年を経るごとに「責任」が増大し始め、自由に行動できる範囲が狭まりがちになります。
そうなって身動きが取れなくなる前に起業することがリスクを最も低くする起業方法だと思います。

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2013.03.23 Saturday

ビブリオバトル

みなさんこんばんは、ちゃっぴーです。

今日は読書交流イベント通称「ビブリオバトル」の見学に出かけてきました。

ビブリオバトルとは、参加者が本を紹介し、観客側にどれだけ「読みたい」と思わせることができるかを競う競技形式の読書交流会です。限られた時間の中でいかに観客に魅力的な書籍の説明ができるか、が求められます。

事前に調べてみたところ、あんとれボックスにはビブリオバトルに必要な設備が殆ど揃っていました。

読書好きな人が集まり、しかも開催者側の意向でテーマを絞ることも出来る。

これをあんとれボックスでもやってみたいと思い、すぐにビブリオバトル普及委員会に会員参加希望の申し込みを行いました。

その後普及委員会からビブリオバトルをあんとれボックスに生かすために主催者側の主旨を実際に見て判断してほしいと言われました(同時にこれが会員加入への必要条件でした)。

開催時期が一番近かった紀伊國屋書店のイベントに観客として参加する旨を伝え、今日の参加につながりました。

しかし、現場は驚くほど親密な雰囲気。他人のホームパーティに突然お邪魔してしまったかのような感覚(アウェイ感とでもいうのでしょうか)に陥りました。。。

勿論、そう思っていたのは初めのうちだけで、普及委員会の面々もとても親しみやすく、私もすぐ打ち解けました。

私もこうした活気にあふれたビブリオバトルの会を作ろうと決心しました。

ではでは

今日の本は、「考え方の考え方 すぐれた企画は30秒で伝わる」です。
優れたアイデアは一朝一夕では中々生まれません。ヒットメーカー、マルチクリエイターと言われるようなプロの方でも「すぐれた企画」を築き上げるのにかけた労力は尋常ではないと思います。
しかし、どんなアイデア・企画も一人で思索にふけっているだけではうまくいくことはあり得ません。門を推すのか敲くのかを決める「推敲」の名の通り、意思決定の後押しに他者の意見は非常に大きな影響を与えます。

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2013.03.22 Friday

古本屋から…

みなさんこんばんは、ちゃっぴーです。

今日は、晴れやかな一日でしたが同時に花粉の飛散も物凄かったようで、一日中鼻水が止まりませんでした。

先日近所の古本屋さんがいらっしゃったのですが、少し先行きの暗い話をされました。

消費者自身が書籍を売買できるオンラインでの流通経路が生まれてから、「古本屋がほしがるような回転率と収益率の高い」書籍は古本屋に集まりにくくなり、「ネットで売ることが難しくなった回転率・利益率の低い」書籍が反対に集まりやすくなりました。

また、多くの古書店の経営者が憂慮している通り、お店にやってきて本を買うお客さんの絶対数が年々減少してきています。

結果、昔ながらの本格的かつ希少価値を追求できる「古書店」はともかく、「新古書店・古本屋」と言われる「今どきの古本屋」は規模の経済やネット上流通上のインフラが不可欠になり、個人商店は苦境に立たされています。

いったいどうなるのでしょうか。

私は、「古本屋」から「ミニ図書館兼同好の読書サークル向けフリースペース」になると思っています。
店主のこだわりを前面に出した本棚、同好会メンバーが活用できる図書館スペース、時間制の有料スペースなど、「本をじっくり読み、交流できる環境」を提供していく場になるのではないでしょうか。

どんな商売も興亡はありますが、古書店にも転換の時期が近づいています。

果たして、あんとれボックスはその転換期である今に適応できるのでしょうか?

ではでは

今日の本は、「お払い箱のビジネスモデル」です。
ビジネスモデルは玉石混合の上、鮮度が重要と考えられています。多くの商売・商品は画期的ではありますが、いずれ移り変わることが懸念されています。
「お金を稼ぎ続けるために」過去の成功体験やうまくいった商売にこだわり続けるのか否かと検討する必要があります。
新しいことを追いかけることが最善とも限りません。たまには過去のモデルを読み込んでみてはいかがでしょうか?