みなさんこんばんは、代表の前田です。
最近仕入れに出かけていません。今まで営業をおろそかにした結果狭い空間に書籍がぎっしり詰まってしまっているからです。
とはいえ、少しずつ本を動かしてお店に残すもの、そうでないものを分けて場所の確保に移ろうと思います。
上限を決めなければいくらでもまだ書籍は入りそうですが、それをやってしまっては際限がありません。
古本屋は本を循環させてこそ意味があります。ただため込むだけが古本屋ではありません。
さて、その際古本屋さんに憧れる方は以下の点に注意してください。
・どちらかというと売ることより買うことに力を入れる
・仕入れには足元を見ることが往々にしてある
・本は売る機会よりも捨てる機会の方が圧倒的に多い
・そして、予想以上に儲かりません。
どんな職業にも言えますが憧れと現実は違います。
本の世界に没頭しすぎないこと、これが古本屋さんを始める際に求められる素質です。
ではでは
今日の本は、「考えない練習」です。
商いは儲けることが前提です。儲けるためのそろばん引きは必要です。しかし、先のことを考えて一喜一憂していては発展しません。
雑念を振り払い、自分が今すべきことに没頭する心構えが結果として評価につながります。
捨てるのは他人が書いた本、しかも誰かのお古のだけど、
買ったものを何の役にも立てずに捨てる、っていうのはかなりのマゾヒスト的行為。
私はむしろ、捨てると頸椎してから憑き物が落ちたかのような清々しさに包まれるよ。
お店の損失につながっているという点では、芳しくない行為かもしれない。
けど売れない本がお店にいつまでも鎮座しているのはそれ以上の損失かもしれない。