月別アーカイブ: 2013年7月

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2013.07.11 Thursday

平らな世界

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

さて、昨日は長々と「売り物に高い値段がついているのには理由がある」というお話をしました。

 

言い訳ばかりで申し訳ありませんが、個人商店はこうやって当座を凌いで生き残りの道を模索しているのです。

 

今日はその反対になんでこれほどの価格破壊が起こっているのかについて最近注目されている本を読んでみて納得した文章があったので紹介したいと思います。

レイヤー化する世界

 

本書はインターネットの発達に伴うグローバル化の影響として人材価値の平準化が進むと謳っています。

 

日本社会においてもシステムエンジニアをインドの若い技術者が、コンビニのレジ係を中国の学生が担当しているところを見たことがある人は多いのではないでしょうか?

必要な能力さえそろっていれば日本人である必要のない役割は次々とほかの人に移っていきます。

 

多少偏見も含まれてはいますが、日本の労働賃金は未だに世界平均の労働賃金よりも高いと言われています。人によっては家族に仕送りして裕福な暮らしを提供できるかもしれません。

 

しかし日本で生活する人がコンビニの従業員としてパート労働をしていて日本社会で満足な家庭を持つことは困難です。

 

時間労働者として経営者の持つビジネスの恩恵を受けて賃金を貰う生き方を選ぶのであれば、労働者の賃金競争が起こるのは必須です。安く労働力を提供できる人がいるならば法律に違反しない範囲で安く労働力を買いたいという経営者側の需要にも応えられます。

 

正社員でさえ時給換算でパートと大差ないと言われている今の日本社会では、将来への不安も相まって消費が低迷するのは至極当然なことです。

 

多くの人が少しでも安くものを買いたいと考える源泉はここにあります。

 

それが今のデフレスパイラルを引き起こし景気の低迷にもつながっていると私は思います。

打開策は、お金を持っている人が消費を増やしてお金を回すことです。

 

お金が余っている人、私の本一冊400円で月100冊単位で買いませんか?

今ならお値段たったの4万円ですよ(笑)

 

ではでは

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2013.07.10 Wednesday

買い手市場と価格

みなさんこんばんは、代表の前田です。

最近とみに暑くなってきました。汗をぬぐうタオルがほしいくらいです。

 

さて、先々日付加価値の重要性をお話しましたが、今日は付加価値の幻想についてお話します。

 

皆さんは商店街の商品が、高いなと感じたことはありませんか?

 

事実、300円~500円台で十分な弁当が手に入るコンビニの価格に慣れていると、それよりも値段が100円高い商店街の飲食店を利用する気持ちになれないと思います。

私も人のことは言えません。安くご飯が食べられるのであれば、そうしたいです。

 

お客さんの集客力が高い店舗は価格を下げてお客さんを逃がさないようにすることができます。大きくなったチェーン・フランチャイズがそのよい例でしょう。

 

一方でお客さんの回転率が低い店舗は価格設定を少し上げることで客単価を上げる必要が生まれます。

 

売り手の勝手な言い分で申し訳ないのですが、価格を上げて少ないお客さんでも経営が成り立つようにしているわけです。

しかし只高くしているだけではお客さんはどこかへ行ってしまいます。

高いなりの理由、つまり付加価値が求められます。

 

しかし、付加価値に注目が集まり、付加価値による価格差別化・差別化されたサービスの平準化を繰り返して、付加価値の価値が低くなってしまいました。

 

今度は価格破壊的イノベーションが持て囃され、逆に商品・サービスのデフレが進んでいます。

 

私のような物販店はネット上の競合が始まっています。

ネットショップの発達に伴い、商品を消費者がネットで閲覧・購入できて実店舗でものを買う必要性がなくなりました。

 

古本の例を掲げるとアマゾンのマーケットプレイス(中古販売)で大きな資本や規模を有する企業が一円出品であっても商品回転率を上げることで配送料の差額で利益を上げる仕組みを作りました。

 

その結果多くの消費者はアマゾンの中古価格が市場価格であると印象付けてしまいました。

 

人から聞いたお話ですが、ある古本屋で「アマゾンでこの価格なのに、この店はこんな高い値段を付けている!値下げしろ!」と店員さんに怒鳴ったお客さんがいたそうです。

 

買い手がいいものを安く買いたいという気持ちがあることは良くわかります。

しかしアマゾンで一円で出品されているからと言ってこちらが一円で売る義務はありません。

 

売り手はいくらで売るかを決める自由、買い手はその価格で買う・買わない自由があります。

 

売り手寄りの考えを持つ古書店の独り言です。

 

ではでは

 

今日の本は、「渡邉美樹のシゴト進化論」です。

チェーン化が困難と言われた居酒屋で価格破壊的イノベーションを生んだ和民グループの会長、渡邉美樹の仕事における価値観がまとめられております。

日本のブラック企業の代表格とも揶揄されがちな和民ですが、それでも多くの就業希望者がいるということは一種の宗教の様な怪しさを感じてしまいます。

ビジネスはきれいごとだけではうまくいきません。冒険や危うさを常に抱えているのが実業の世界です。しかし、だからと言って法律を違反する行為を行ったり、ライフワークバランスが無視されるのを当たり前と考えるのは異常と言えます。

仕事はあくまで生活を持続するための経済活動の一つです。

 

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2013.07.09 Tuesday

ビブリオバトル・・・・・・

みなさんこんばんは、代表の前田です。

さて、今日はイベント「ビブリオバトル」を開催しました。

 

ビブリオバトルは参加者が自分のおすすめの本を持ち寄り5分間きっかり本の紹介を互いに行います。

そして質疑応答ののちに参加者全員が自身の本を除いて最も読みたいと思った本に投票し「チャンプ本」を決定する、という競技形式の書評読書会です。

詳しい説明は以下のURLをご参照ください。

http://www.bibliobattle.jp/

 

平日の夜という異質な時間でしたが、参加者が現れ無事開催することが出来ました。

 

私は自分の趣味であるTRPGのルールブック「クトゥルフ神話TRPG」

参加者の蓬莱さんは移動途中の息抜きに購入された「飛ぶ教室」

 

を持って発表しました。

写真 4 写真 1

 

今回チャンプ本の投票を行いませんでしたが、5分間で書籍の中身を説明する経験を積みました。これからも研鑽してゆきます。

来月もビブリオバトルを企画します。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

 

ではでは

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2013.07.08 Monday

騙されたつもりで

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

昨日に引き続き、今日も夕方あたりで通り雨が降ってきていてびっくりしました。

 

幸い屋内にいるので被害はありませんが、運悪く雨に打たれてしまった人はかわいそうです。

 

さて今日は付加価値の話をしたいと思います。

ご覧になった方もいるかもしれませんが、東京で有名な古書店街「神田神保町」「本郷古書店街」そして「早稲田古本街」では古本屋の隣が古本屋という異様に密集した古書店群が形成されています。

 

古書店それぞれには特徴があって、店主と馬が合いそうな人はぜひ話しかけてみると良いかもしれません。

 

本題に戻りますが、あるお店で300円で売られている書籍が、隣のお店で100円で売られているという事態が古書店街では起こります。

 

ネットが発達する前の社会であれば、逐一古書店を巡って一番安い価格を探す手間よりも手前のお店で買えば済むという感覚で買われていく人が多かったそうです。

 

しかし、ネットのインフラが発達し非対面での売買にお客さんが慣れてきました。

今は古書店はアマゾンや他のネット古書店の価格破壊に近い低価格に挑む必要が生まれました。

 

新しい本を新品定価で買う場合はともかく、古本屋さんはよほど希少性が高いかお得感がなければネット販売と競合することは困難です。価格だけを見ていては古書店はオンラインサービスに太刀打ちできません。

 

低価格路線で利益を上げる場合は、買取価格が低くなります。回転率の高さと仕入れ値の低さが薄利多売の原理です。規模を大きくできない古書店であれば、薄利多売の実用は困難です。

 

そのためたとえ低価格でなくてもお客さんが商品を買っていく工夫が古書店には求められるのです。

 

お店の雰囲気を大事にする、イベントなどを開催してお店とお客さんの信頼関係を築く、ブックカフェなど他のサービスと並行して古書店を営む。。。そういった付加価値でお客さんを集め、商品を買ってもらうのが最近の古書店の営業形態のようです。

 

参入障壁とリスクの低い商売として注目を集め始めている古書店ですが、もはや小規模の古本売買だけでは経営は立ち行かないという事実をひしひしと感じています。

 

嘘だと思うのであれば騙されたつもりで個人経営の古書店をのぞいてみてください。

多くの蔵書を抱えている古書店か、古書以外の何かをやっている古書店の二極化が進んでいると思います。

 

ではでは

 

今日の本は、「ミリオネアの教え、僕の気づき」です。

セミナー啓発本のたぐいです。講師側ではなく、受講者側の視点で書かれているためただの成功哲学書とはちょっと違います。

セミナーの受講目的は曖昧な将来に向けて道しるべを持ちたいと漠然と考える人たちが集まりやる気を高めることだと私は思います。同じ志を持つ人同士がつながると互いに刺激になります。

しかし一方で、セミナー依存症ともいえるセミナー参加への過剰投資によって道を誤る人もいます。

セミナーを利用すること自体は悪いことではありませんが、具体的な進展もなくセミナーに漠然と参加し続けるのはやめるべきです。

 

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2013.07.07 Sunday

七夕祭り

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、なんと最高気温35度という夏真っ盛りの熱気の中お出かけしました。

 

場所は、上野にあるかっぱ橋本通りです。

浅草など東京の下町として有名なこの地域が昨日と今日「下町七夕祭り」と銘打って長蛇のお祭りイベントを実施していました。

 

私も詳しく知らないのですが、三つの商店会が連結してこの七夕を盛り上げるという大イベントです。

 

休日の炎天下にも関わらず、ものすごい人だかりができていました。

 

友達と来ていたのですが、この人数の多さにちょっと驚いてしまいました。

 

商店街の面々が自分たちの強みを出し合って、昔懐かしのレトロな世界観を作り出している通りもありました。

 

時間にして5時間ほどしか上野にはいませんでしたが、十分に堪能できました。

自分の商店街に生かせる部分は生かしてゆきたいと強く感じました。

 

さて、今日は七夕です。

織姫と彦星が一緒になれる日です。

皆さんはお願いを済ませましたか?

 

ではでは

 

今日の本は、「今どき儲かる商店街 『趣味で始めた小さなお店』が小売業を再生する」です。

消費者視点という意識で商店主は歩み寄るべきだ、と言う主張は市場の原理から確かに見落とされがちな意見です。

一方的に売り続ける手法が不振なのは大企業の苦戦を象徴しているように見えます。

しかし、商店主の意向を軽視することはできません。いかなるイベントも無料で実施はできません。人件費、材料費などを負担しているのは商店街側なのです。

商店主が消費者の需要(ニーズ)に応えられるイベントを運営・実施するのが理想的です。

 

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2013.07.06 Saturday

社会人ラウンジ

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、7月初めの新企画「社会人ラウンジ」を開催いたしました。

 

始めは誰も来ないのでは…と相当不安でしたが人が来て下さって安心しました。

 

早速「モノポリー」をやりました。

 

皆さんはモノポリーをご存知でしょうか?

独占、と直訳されるこのボードゲームですが子供でも遊べるシンプルさと他者のお金奪い合う点で友情破壊ゲームとも揶揄されます。

 

そんなゲームをなぜあんとれボックスで?とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、モノポリーは現実の世界でも十分起こりうる市場競争です。

プレーヤー同士でシェアを奪い合い、市場を動くお金を独占する。

シェアを奪い合う手段の有用性を競い合うゲーム、それがモノポリーです。

 

今日は計三回も実施しましたが、すべてコテンパンにやられてしまいました。

上の写真に写っているのは今日の優秀プレイヤー「吉田健人」さんです。

写真 1 写真 2

勝ち誇った顔が非常に小憎らしいです。また機会があれば開催したいと思います。

今のうちに参加を希望する方は、ご連絡をお待ちしております。

 

ではでは

 

今日の本は、「ポケット図解 チャン・キムとモボルニュの『ブルー・オーシャン戦略』がわかる本」です。

モノポリーは、箱庭世界での市場競争を競うゲームですが、現実ではそれを超えた競争が待ち受けています。既存の技術同士を組み合わせ、今までにない新しい市場を開拓する戦略としてブルー・オーシャン戦略は有効です。

例えば、美容院や理髪店の間で定められた既存概念を払しょくし、10分1000円という明確な時間と金銭を提示することで新しい市場を開拓したQBハウスがあります。

勿論未開拓の市場を切り開いたと言っても、既存の市場主たちが黙っていません。上手く折り合いを付けながら地盤を固めることが新市場の担い手には求められます。

 

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2013.07.05 Friday

気負わず自然体で楽しむ

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

しっとりした天候が続いていますが、私は元気です。

 

以前から少々話題にしていますが、当店には時々営業の電話がかかってきます。

 

普通の起業家はお金を持っていません。たとえ持っていたとしても余計な出費は一切したがりません。

こちらにとって有益なお話なら大歓迎なのですが、今までの電話営業の内容は一方的な情報と不利益な点を隠したがる方が多く、全く信用できません。

 

私自身が見も知らぬ他人に対して懐疑的なのは仕方ないとしても、営業の電話というのは何かと煙たがれるものです。

 

それでも電話営業や訪問販売がなくならないのは、利益につながっているからなのでしょう。

 

売り手にも事情があることを承知で暴論を言わせていただきます。

営業の方ご自身がで利便性や費用対効果に十分納得できていないものを人に売ろうとしないでほしいです。

 

自分の食い扶持が。。。と文句を言いたくなる気持ちもわかりますが、あくまで売り手の事情です。

 

本当に良いものならば市場でも残っていきますし、そうでなければ淘汰されます。

 

せめて営業する側が製品・サービスを活用していて、満足することが前提ではないでしょうか。

それならもっと自然に営業できるとは思いませんか?

 

自分がしたく堪らない宣伝なら、聞く側も耳を傾けてくれるはずです。

 

ではでは

 

今日の本は、「電話サポートやめたら、みんな幸せになれた!」です。

電話営業と同様、お客様相談の電話対応係も大きな課題を抱えています。

日本は顧客意識が非常に高いことで有名で、海外の旅行者がファーストフード店でウエイトレス並みの対応をされた逸話が出るくらい上質なサービスが普及しています。

しかし、その結果「お客様は神様である」の意味をはき違えたお客様が過剰なサービスを要求するという問題が生じています。

矢面に立たされる係は罵倒される日常を仕事としており、神経衰弱で通院する人も少なくないそうです。

その解決方法としてあえてお客様相談室を設けない手法を取ったのがこの著書です。

例に漏れず宣伝気味な内容ではありますが、問題解決の一手法として今も広く活用されています。

 

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2013.07.04 Thursday

起業家の姿勢

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

最近ジメジメした天気が続いています。気温も湿度も高いせいか虫たちが活気に満ちています。

 

今日はちょっとしたお出かけに行ってきました。

国際展示場。大型のフォーラムや合同展示会、相談会など都内で大勢の人員を呼び込む場合に使用される会場です。夏でいえばコミックマーケットの会場といえばわかりやすいでしょうか?

 

そんな会場に赴いた理由は国際ブックフェアという出版関係者なら足を運んでおきたいイベントがあったからです。一般の参加は明日から可能なのですが、私は古書店の代表なので昨日から入場可能でした。

 

ただの物見遊山ですが、今の出版業界を見るにはちょうど良いかと思います。

どこのブースも商談席が設けられ、景気の良い話やスムーズな商談が繰り広げられていました。企業のみならず個人のイラストレーターやライターなどのクリエーター向けブースもあったので、そちらにも足を運びました。

 

出版業界の転換ともいえる電子書籍のフェアも行っていたのですが、もはや書籍ではなくコンテンツの販売を目的としたサービスが溢れていました。

埋め込み型動画や音楽を本の一ページに取り込む、電子書籍を読み上げる、出版社自身がコンテンツを提供する、といった挑戦の数々が見て取れます。

中にはデジタルアイドルの様なキャラクターを用意してコンテンツの販促を謳っている企業もありました。

 

そんな中、私はブース側に目を付けられないようにこそこそと移動していました。

興味のあるコンテンツがあっても、怖気づいてしまって中々一歩前を進むことができません。

 

ブース側にも配布資料を渡せなくて物怖じしている人が何人かいて、ちょっと共感してしまいました。

 

私は人見知りが激しく、話しかけるのも、話しかけられるのも極度に緊張します。

緊張すると弾丸トークになってしまうため、人見知りだと思われないこともありますが、焦りの裏返しです。

 

勿論過剰なのは好まれませんが、もう少し積極的になるべきだと帰り道で悶々としていました。

 

ではでは

 

今日の本は、「『人見知り』な人ほど話し上手になれる」です。

私はよく人見知りをするのですが、にも関わらず大学時代は演劇サークルを立ち上げ人を集めて大勢の舞台をしたり、文化祭でお化け屋敷企画をして人を呼び込んだりしました。

勿論人見知りは治っていません。しかし、人見知りであること以外は普通なはずです。長所を伸ばせば人見知りでも大勢と交流できるはずです。

 

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2013.07.03 Wednesday

複雑に考えることをやめる

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、雲一面の天気で蒸し暑い一日でした。

雨が降るかもと危惧していましたが、幸い降られることもなく帰宅しました。

 

さて、何度もスミマセンが当店のイベント広報を。

まずは、今週土曜日の午後から皆で懐かしのモノポリーをホームパーティの雰囲気でやりましょうというイベント「社会人ラウンジ」を開催します。今後いろいろなパーティゲームを用意いたしますので、発足メンバーとしてイベントに参加してみませんか?

 

次は来週火曜日の営業時間後に開催予定の「ビブリオバトル」です。

こちらは、皆さんの自薦図書を5分間で紹介しあうプレゼン大会です。詳しいルールなどはこちらのhttp://www.bibliobattle.jp/よりご確認くださいませ。

 

どちらもまだ残席御座いますので、参加をご希望の方は当店のFacebookページもしくは、当方のメールアドレスinfo@entrebox.bizまでご連絡ください。

 

 

さて話は少し変わりますが、イベントの企画で多くの主催者が陥る過ちの一つとしてたくさん盛り込むこと、があげられます。

 

例えば食事会に様々な小企画として席替えやパーティゲームなどをふんだんに盛り込むことや、ツアーなどで分刻みのスケジュールを組まれてしまうこと等があげられます。

 

勿論提供できるサービスやサプライズがたくさん用意できることはよいことなのですが、その反面受け取る側がそれに慣れてしまったり、疲れてしまうことがあります。

 

楽しいのに疲れるというのは矛盾しているかもしれませんが、一流レストランで食事することに慣れていない人が食後に辟易してしまうのが良い例でしょうか。

 

導入、フックはシンプルが良い。そのため、あんとれボックスのイベントは誰でも考え付きそうな簡単な企画ばかりを意識しています。

 

より良い濃厚なイベントを実施するためには複雑な考えが必要かもしれませんが、今は重要ではありません。

 

シンプルに人を引き付ける工夫が必要です。

 

ではでは

 

今日の本は、「お金に頼らずかしこく生きる 買わない習慣」です。

皆さんはお金の断食というのをご存知でしょうか。事前に一週間分の食料や必要だと考えるものを購入し、一週間だけ一円も使わずに生活を送ることです。

人は消費者としてお金を払ってモノやサービスを受けています。お金は現代社会を生きていくうえで不可欠なものです。しかし、実際にどれだけのお金が生きる上で本当に必要なのか理解している人は少ないのではないでしょうか。お金の断食はその時に真価を発揮します。

 

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2013.07.02 Tuesday

一万時間の壁

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

最近良い天気が続いていてとてもさわやかな気分です。本にとって日差しは日焼けの原因になってしまうので店内は遮光ロールスクリーンを採用しています。

 

さて今日は夜にちょっとしたセミナーに参加してきました。

 

経済動向セミナーという名称で、人一人に縮小した経済的動向を元にこれからどうするべきかを講師が紹介するもので、実は今回が三回目。

 

セミナーと銘打ってはいるものの、まるで居酒屋の様な明るい雰囲気を意識して構成されているらしく、とても勉強会のようには見えません。

 

その中で講師はロバートキヨサキの「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」という本を題材として取り上げていました。

 

著者の中で従業員、自営業、ビジネスオーナー、投資家という4つの枠組みのなかで時間にも経済的にも自由になれるビジネスオーナーや投資家を目指すべきだというお話をしていた。

 

ただ、これを元に起業しよう、と考えるのは早計です。

 

私は後先をあまり考えずに起業を行いましたが、本来起業は気の遠くなるような思考実験の果てに投資に見合う成果を得られる確信を持って実行するものです。

 

ある人は起業に必要なのは一万時間の壁を超えること、と呼んでいました。

一万時間、つまりおよそ三年間が人から突出する技術技能を身に着けるのに必要な時間と言われています。

 

起業家は世間に対して就職活動を三年間続けるようなものです。

 

それで成功するかどうかはわかりませんが、三年間の間に何を積み上げられたかがその後の評価を左右します。

 

ではでは

 

今日の本は、「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」です。

記事の中でも紹介しましたが、金持ち父さんシリーズの二作目です。経済活動の役割を従業員、自営業者、ビジネスオーナー、投資家の4つの区分で分けていて、経済的に自由な生き方をするためにビジネスオーナーや投資家を目指そうという本です。

当たり前ですが、ビジネスオーナーや投資家の思考それ自体は何の価値もありません。

お金儲けをする仕組みが出来ていてもそれを実際に動かすことが出来なければ机上の空論です。読み終わったら出来る範囲で行動してみましょう。