みなさんこんばんは、代表の前田です。
今日はちょっと外出。
といっても頼まれた書籍を探しに出かけただけで、誰かと会ったわけではないのだけれど。
そんなわけで久々によその本棚をじろじろ眺めたりしていたわけだけれど、感想は「本の鮮度が思いのほか短くなっている」。
私が扱うビジネス書の鮮度が早いのはわかっていたけれど、最近は小説や漫画とかにも鮮度の短さを感じさせる。
勿論人が読書をしなくなったのかもしれないという読者の減少を踏まえつつ、これほどまでに古本の値段の下げ幅が大きいのはひとえに「インターネット」の影響が大きいと考えました。
今まで人は本の内容や評判を周りの人や書店のPOPなどで見聞きしつつ自分に合ったものを探すということをしていました。
しかし、インターネットの影響でより本の内容に踏み込んだ書評やコメント、ネタバレ等がネットにあふれることになります。
推理小説やミステリー物をネットで調べると、犯人や動機までしっかりと書かれていたりすることがあります。
その上で評判をつけてネットに載せているわけです。
これはあくまで迷信じみた話ですが、人は良い評価を触れ回ることの約10倍悪い評価を触れ回るものなのだそうです。
それを踏まえるとネットに高評価と厳しい評価、どちらが多くなるかは明らかです。
低評価であれば中古価格は下がり、良い評判であれば発行部数が増え供給過多でやはり中古価格は下がる。
どちらにせよ、古本屋に行っても見るのは自分が本当に欲しい本か最安値コーナーのお値打ち物ばかりでしょう。
(ニッチなほしい本を集める)マニア向け古書店か(量をこなせる)リサイクル書店でなければこれからの古本業は難しいなと再度実感した一日でした。
ではでは
他の人がやってることを偵察しに行って「うーん…」って考え込んじゃうパターンはよくあるね。
そうそう、そんなつもりがなくてもついつい考え込んじゃう。