みなさんこんばんは、代表の前田です。
今日はすこしばかり古物商の在り方について考えてしまいました。
私自身も古物商でビジネス古本を売買する立場ですが、昨今のリサイクル市場は個人出品者と業者の攻防が激しく、真っ当に利益を上げるのが難しいと言われています。
知り合いの古書店店主がいっていました。
「店番しているときよりも留守にして外出しているときの方が稼いでる気がする」と。
そんな現状ですから、どんな大手であっても買取にはかなり厳しい審査をしています。
高値で買ったものほど買い取ってもらった時の査定結果に唖然としてしまうのではないでしょうか。
私の場合は代々相場の1,2割から3割強で買い取っています。
しかし、今では大半の買取市場がまるで箱買いのごとく買い叩いて利益確保に奔放しています。
例を挙げれば、50冊の本(一冊100円としても5000円)を総額200円で買い取るかどうかという感じでしょうか?
一冊4円です。
勿論売れるもの売れないものがあり在庫処分の手間賃を含んでいるのですが、10kg200円とは…と思いませんか?
そうする背景には買取のお客さんが容易にヤフオクやアマゾンで品物を売ることができるようになって、中古価格の下落に古物商が対応せざるを得なかった、というのは何とも皮肉な感じがします。
古物商の買取査定が低いと感じたら、それは大半が手間賃に消えていると思っていただいていいと思います。
それだけ中古売買は「割に合わない業界」なのです。
ちょっとやりきれない気持ちがします。
ではでは
つまり、買い取りに出すはめになるような物は最初から買うなということ!あきちゃん!
だって売れると思ったんだもん。。