みなさんこんばんは、代表の前田です。
今日は降る降る詐欺?降水確率半分でも幸運にも雨に打たれることなく帰宅。
さて、今日はアルバイトのそろばん。
東京都内の最低賃金869円で週40時間労働を維持しつつ年金や保険・税金などの諸経費を引いてみると、31日ある月で概算13万円くらいが手元に残る計算になった。
都内の一人暮らしなら清貧生活を何とか維持できる所得だけれど、貯蓄には程遠い。
残業やら、ダブルワークやら所得を増やす手段はあれどどれも決定打には欠けるだろう。
逆に言えば、都内で一人のアルバイトを雇おうと考えた場合最低で20万円程度の給与があればできる。
果たしてこれは安いか高いか。人によって価値観は違えど、バイト戦士として決して楽が出来るものでもない。
なぜこんなことに拘るかというと、現代の店舗経営には長時間営業と低賃金労働者のセットが不可欠なところばかりに見えるからだ。
一部昇給アリというところもあるものの、多くの店舗は一律な時給ばかり。
そしてその多くの店舗では労働時間以外の評価を滅多にしない。
時々アルバイト店員のやる気がなくて店舗に幻滅という話を見聞きするものの、労働時間にしか焦点を当てない労働環境で生産性や接客の質を向上させることの意義ほとんど無いように感じられる。
結果日本では労働時間の長さ=生産性と勘違いされ、長時間労働偏重になってしまう。
アルバイトであっても、能動的に労働意欲を掻き立てられ、労働時間の代わりに生産性を重視し、いい人材を引きとめられるかどうかが今後の店舗経営には必須になってくる。
ではでは
今日の本は、「お店のバイトはなぜ一週間で辞めるのか?」です。
アルバイトが仕事を投げ出す最も単純な理由は、やめやすいことと、割に合わないから。
万年人手不足で困っているところは、辞められるだけの理由があるということを自覚する。
無茶ぶりをしてないか、専門用語を多用していないか、声を荒げていないか……。
こっちのファッション業界だとタダ働きの学生や新卒で成り立たせていたりするからもっと恐ろしい。
ただ働きを商いの仕組みに加えたら、それはもはや商売と言わない。
それは搾取という。