みなさんこんばんは、代表の前田です。
昨日からの雨が続いている。
飲食店は雨除けの来客が増えるかもしれないけれど、古本屋にとって雨や湿気は本をカビらせる大敵だ。
しかし、店舗以上に大変なのが外での業務。
晴れの時はまだしも、雨や台風、雪であっても必要とあれば外出しなければならない。
典型的な例を挙げれば、新聞配達員やピザの宅配などの配達員がそれにあたる。
彼らはどんな天候であれ、目的地に届けることをサービスとして対価を得ている。
どんな天候でも届けるものだというものを理解しつつ、厳しい状況下でも届けて当然と配達員の仕事を低く見ている人をときどき見かける。
対価を支払っているから当然と考えているのかもしれないけれど、自分自身が当事者だったらどう思うだろう。
例えば、明後日までに東京から北海道まで電車でも何でも使って手紙を届ける仕事を80円で受けろと言われて、モチベーションが上がる人がいるだろうか。
規模の経済性によって単価を下げていることを踏まえても、仕事を受ける側はそれほどモチベーションは上がらないだろう。
私が何故これほど物流や配達に肩入れするかというと自分の商売の半分はこういった物流を支えている人によって成り立っているからだ。
物を送るとき、自分では到底運べないような距離を短期間で安価に配達するにはこうした人たちの力が不可欠だ。
食べ物のデリバリーにしても同様、出来立てのものを個別に届けるのだから単価が高くて当然と言える。
でもどちらもサービスそのものは同じだ。
どんな環境下でも出来る限り早く物を届ける。
誰だってできることを代わりにやる仕事は、外から見ると単純のようだけれど事業化にはそれなりの規模とリスクを背負って行動している。
せめて配達員に遭遇したら「いつもありがとう」くらい言ってもばちは当たらない。
現場で働いている配達員の大半が、賃金以上の対価を得られるのはそういう場面位だから。
ではでは
今日の本は、「サービスの手帳」です。
サービス業のアルバイト経験のある人ならばわかってもらえることだけれど、初めての頃はメモ帳とペンで仕事内容を書き取っていたと思う。
分からないことがあれば質問リストを作り、学んだことは消していく。
こうやって頭の中でシミュレーションを重ねて漸く無意識に体が動くようになって慣れることを覚える。
あきちゃんの「ありがとうございま↑すぅー↓」は気持ち悪いですぅー。
自分が配達員だったら気を使われることに気を使っちゃうから普通でいいと思う。
知ってるよ・・・
あくまで心の中でするといいじゃん。
どんなサービスもタダじゃない、提供する側も機械じゃないんだから。