みなさんこんばんは、代表の前田です。
今日は語ります。
表現の自由という言葉がある。
その自由の元、今まで多くの表現者が様々なものを発表してきた。
暴力的なもの、性的なもの、ギャンブルや未成年の飲酒、喫煙シーン……
実際にあったら法的に取り締まられるべきことであっても表現の自由は公共の福祉に反しない限り保障される。
非実在の空想表現に対する規制など「被害者なき犯罪」、ナンセンスだと思う。
しかし、近年その表現の自由について規制をするべきだという風潮が出始めている。
やっぱり東京でオリンピックが開催されるせいであろうか、特に性的な表現に対する風当たりは今まで以上にある。
例を挙げればこのドラえもんの一件
http://topics.jp.msn.com/entertainment/general/article.aspx?articleid=3620409
自主規制とはいえ、表現の自由が阻害されたわけだ。
勿論規制賛成派の意見も理解できる。
しかし、禁酒法然りオランダの大麻禁止然り過度な規制は逆効果となりうる。
極論だけれど、性的表現の過度な規制は潜在的な「むっつり」を生み出して過剰な性的嗜好の源泉になってしまうかもしれない。
食欲、睡眠欲とならんで人間の生理的欲求の一つである性欲がなぜここまで規制されるのか。
ビジネス書しか扱わない古本屋だけど、真面目に変態なことを語りたいときもある。
ではでは
今日の本は、「図書館戦争」です。
SFなどで時々取り上げられる「焚書坑儒」な近未来を舞台とした小説です。
人から選択する機会を奪う行為がどれだけ残酷なのか、情報統制の結果考えうる一つの方向性がこの本には記されています。
誰が何に対してエロいと感じるかはバラバラだから意味無いよね、フッフッフ。
作品内での違法な行為の描写も面白くする為なら別にいいと思う。
現実との区別をつけることを教育することが大切なだけ。
よく若者が非行に走る原因に漫画やアニメ、ゲームやインターネットを挙げて「空想と現実の区別がつかなくなる」と非難する人がいるけれど、因果関係が証明されてない以上ただの詭弁だ。
お酒飲んで酔っ払っている人のほうがよっぽど区別がついてないでしょうに、お酒を規制しようという人はいない。