みなさんこんばんは、代表の前田です。
今日は、野暮用がいくつか重なっていたので、頻繁に外出していました。
その上、帰宅後にやり残しを思い出すと再度出かけることになってしまったりと非効率的な行動が目立ちます。
何よりも経験が足りないので、こうした失敗は自身の課題として意識していくことでしか改善されません。
一方で私は逆にうまくいきすぎるのも問題だと思っています。
例えば、失敗知らずで成功しかしていない人のアドバイスを聞いても、なぜか納得できないことがあります。
それは、成功者に対する妬みや羨望ではなくて成功のよりどころが不確定要素を多分に含んだ成功だからではないでしょうか。
失敗した前例がないといざ問題が起きた時に対応できなくなってしまいます。
成功者の成功体験から動機づけを獲得するのは良いですが、失敗談は問題解決の筋道を立てるのに有効です。
商いがうまくいっていない時は、自分の商売に改善の余地があるという裏返しです。
そう言い聞かせながら、大量の在庫を整理しています。
ではでは
今日の本は、「非効率な会社がうまくいく理由」です。
最近は日本人らしくない尊大なアピール活動で知名度を得ているビジネス書が増えてきているような気がします。
出版社側の意向も含まれているのかもしれませんが、誇張広告といった印象を受けます。
日本には直接的な表現を避ける曖昧な言い回しが多くあります。
自己主張しなければ生き残れないのであれば別ですが、過度な軋轢を避けるなら表現に謙虚さも必要です。
そういえばビジネスコースのゲストの講演会で失敗談を中心に語っていったジュエリーデザイナーがいてすごく面白かった。知らないうちに脱税してて大きな借金ができて、その借金を肩代わりしてくれて助かったと思ったらその投資家の薬中の息子が店に出入りしてスタッフを口説いたりするようになったとか、その共同経営者に売ってしまった権利を取り戻すのに数年以上かかって莫大な弁護費用がかかったとか。
それはすごいね。
そこまでして自分の夢を実現するためにまい進してきたと考えると、言葉にも重みがあるし説得力も増すよね。