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2013.07.08 Monday

騙されたつもりで

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

昨日に引き続き、今日も夕方あたりで通り雨が降ってきていてびっくりしました。

 

幸い屋内にいるので被害はありませんが、運悪く雨に打たれてしまった人はかわいそうです。

 

さて今日は付加価値の話をしたいと思います。

ご覧になった方もいるかもしれませんが、東京で有名な古書店街「神田神保町」「本郷古書店街」そして「早稲田古本街」では古本屋の隣が古本屋という異様に密集した古書店群が形成されています。

 

古書店それぞれには特徴があって、店主と馬が合いそうな人はぜひ話しかけてみると良いかもしれません。

 

本題に戻りますが、あるお店で300円で売られている書籍が、隣のお店で100円で売られているという事態が古書店街では起こります。

 

ネットが発達する前の社会であれば、逐一古書店を巡って一番安い価格を探す手間よりも手前のお店で買えば済むという感覚で買われていく人が多かったそうです。

 

しかし、ネットのインフラが発達し非対面での売買にお客さんが慣れてきました。

今は古書店はアマゾンや他のネット古書店の価格破壊に近い低価格に挑む必要が生まれました。

 

新しい本を新品定価で買う場合はともかく、古本屋さんはよほど希少性が高いかお得感がなければネット販売と競合することは困難です。価格だけを見ていては古書店はオンラインサービスに太刀打ちできません。

 

低価格路線で利益を上げる場合は、買取価格が低くなります。回転率の高さと仕入れ値の低さが薄利多売の原理です。規模を大きくできない古書店であれば、薄利多売の実用は困難です。

 

そのためたとえ低価格でなくてもお客さんが商品を買っていく工夫が古書店には求められるのです。

 

お店の雰囲気を大事にする、イベントなどを開催してお店とお客さんの信頼関係を築く、ブックカフェなど他のサービスと並行して古書店を営む。。。そういった付加価値でお客さんを集め、商品を買ってもらうのが最近の古書店の営業形態のようです。

 

参入障壁とリスクの低い商売として注目を集め始めている古書店ですが、もはや小規模の古本売買だけでは経営は立ち行かないという事実をひしひしと感じています。

 

嘘だと思うのであれば騙されたつもりで個人経営の古書店をのぞいてみてください。

多くの蔵書を抱えている古書店か、古書以外の何かをやっている古書店の二極化が進んでいると思います。

 

ではでは

 

今日の本は、「ミリオネアの教え、僕の気づき」です。

セミナー啓発本のたぐいです。講師側ではなく、受講者側の視点で書かれているためただの成功哲学書とはちょっと違います。

セミナーの受講目的は曖昧な将来に向けて道しるべを持ちたいと漠然と考える人たちが集まりやる気を高めることだと私は思います。同じ志を持つ人同士がつながると互いに刺激になります。

しかし一方で、セミナー依存症ともいえるセミナー参加への過剰投資によって道を誤る人もいます。

セミナーを利用すること自体は悪いことではありませんが、具体的な進展もなくセミナーに漠然と参加し続けるのはやめるべきです。

 

コメント2件 “騙されたつもりで

  1. 姉貴

    阿部母みたいに店主との会話を売りにするとか。
    ところで「同じ志を持つ人同士」の言葉の並びが「同人誌」を連想させました。

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