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2013.01.28 Monday

古書店の利益や実態

みなさんこんばんは、ちゃっぴーです。

今日は霙という予報でしたが、幸いにしてそれほど影響がなく、助かりました。

さて、先日私が在庫を置く場所がないという話をしました。

しっかりと古書店を行う場合、いつ売れるかわからないものを保管しておくために相当な書架が必要になります。

私は「ほどほど」の古書店なので、それほどがつがつした書籍集めをしていませんが、それでもそれなりの書棚が必要になります。

実際、お店に2000強、家に1000弱の書籍を置いていますが、私の今年の目標は現状の2倍ほどの書籍数と3倍以上の売り上げ(古書単体)です。

勿論、売り上げも大事ですが多くの起業希望者等にとって「有用な本が読める」環境づくりを目指しています。

ただ、現状書籍が売れる最も有効なインフラは「アマゾン出品」によるものばかりです。

勿論そのネームバリューはすさまじいものがありますが、反面その手数料も手痛いものがあります。

具体的には申し上げにくいのですが、アマゾンに登録している書籍が一つ売れた場合、「アマゾンに支払う手数料」の方が「送料などの経費を含めた私の所得」を上回ります。

市場経済からすると、私のアマゾンでの価格設定は「高い」と感じる人もいると思います。

しかし、その実態は「利益の6割をアマゾン、残りが私」という設定になり私の利益は微々たるものです。

登録書籍数1600強のあんとれボックスの月々の売り上げは、今のままではお店の賃料はおろか、食費にさえなりません。

古書店を「人の足元を見るあこぎな商売だ」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、それ以上に「そうしないとやっていけない商売」であることも知っていただけたら幸いです。

個人的な宣伝ですが、皆さんの周りにある新古書店のチェーン店よりも、個人で行っている古書店の方が高く買い取ってくれることもございます。

「あんとれボックス」では起業関連、ビジネス書(仕事術や経営学、経営者の自伝など)などを高価買取しております(逆にそれ以外の書籍には消極的です)。

詳しくは「あんとれボックスHP」の問い合わせからご連絡ください。

ではでは

今日の本は、「古本屋開業入門」です。
私が古書店通りで有名な神保町がある千代田区の図書館で古本屋を始める際に手にとって読んだ本です。
起業や職業関係の本は前向きな内容の本が多いのですが、この本はむしろ現実的に古本稼業の内面を紹介しています。
「せどり」「オタク向け古書店」「新古書店」「ネット販売」といった様々なテーマを扱っているので、古書店を開きたいと考える方には一読の価値ありです。

コメント2件 “古書店の利益や実態

  1. ちゃっぴー

    それはそれで一つの記事のネタにしたかったのだけれど……
    アマゾンの手数料は基本成約料100円+カテゴリー別成約料60円+販売手数料商品価格の15%で最低でも160円以上かかります。
    大してこちらは、送料分含めて600円からアマゾン手数料+送料+梱包費+仕入れにかかった費用を引くと100円強にしかなりません。
    勿論価格を上げれば私の所得が手数料を超えることも出来ますが、高付加価値を付けられる良品に出会える機会そのものが少ないですから。

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