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2012.06.23 Saturday

供給過多の売り手市場

みなさんこんばんは、ちゃっぴーです。

今回は「不動産さがし」です。
自分の実体験ですが、どうぞお付き合いください。

私は、「店を構えるなら、まず不動産だ」と思い、近所の不動産屋を探しました。しかしすぐに困窮してしまいました。気が付かなかったのですが、多くの不動産屋さんが小さな通りにひしめき合っていたのです。

どの不動産屋も物件と賃料などをまとめた広告を店頭に並べています。しかし、その多くは住居用で、店舗用は明らかに新規開店向けではない大きな規模の物件が表示されています。

私はさっそく躓きました。どうすればよいのか。
元々あまり社交的でなく、しかも初対面が非常に苦手という起業家にあるまじき後ろ向き姿勢の私です。
選択肢が狭ければ、その中に飛び込んでいくこともやぶさかではありませんが、この選択幅の広さは逆に私にのれんをくぐりにくくさせていました。

何とか一つの不動産屋さんに足を踏み入れるのに、ゆうに5日は掛かりました。

私は警戒心が旺盛です。こちらは不動産のふの字も知らないど素人、相手は資格も有する不動産のプロ。何も言われても私にはわからないことだらけでした。

しかし、幸いにしてその不動産屋さんは親切な方で、予算以外は全くの未定という私の話に熱心に対応してくださり、いくつかのアドバイスを下さいました。

地域を絞ってみた方がいい

条件に合う物件が出るまで待つのも良い

その上で、業者を介さず自身で視察を行い、物件の周辺の事情も把握したほうがいい

など、非常に熱心に対応してくださいました。

それらのアドバイスを基に、私はとあるサイトを指標にすることにしました。
「at home(アットホーム)」
http://www.athome.co.jp/

このサイトは、様々な不動産屋の物件を取り扱い、ネット上で簡単に紹介するサイトなのですが、これが非常に役立ちます。

賃料、内装の写真、間取り、物件の地図など必要な情報がすぐに集められます。
その上、取り扱っている不動産屋への連絡先も明記してあるという画期的なサイトです。(また会員登録なしでも制限がほぼありません)

私は、そこで二か月ほどかけて何度も物件を見つけては下見をし、今までの物件と比較しながら、候補地を選びました。

広告のある物件情報を見た場所は200件ほど

その中でもお邪魔した不動産屋さんは5件ほど

ネットで絞り込み、条件に適合した物件50件ほど

その中で、下見のために足を運んだのが15件ほど

そして不動産屋さんに連絡をして内見などをさせていただいたのが2件

この結果、今の物件にたどり着きました。
若干入りにくい場所ではあるのですが活気があり、かつきれいな物件を見つけることができたのは、運が良かったといえます。

物件を決める際に、
「どのような周辺環境で」
「どういった顧客層向けに」
といった外部環境と

「広さ、内装、入りやすさ、衛生環境等」
といった内部環境をじっくり見た上で予算と相談して物件を決めることの難しさを実感できました。

様々な経験を経て、不動産業界にも大きく興味が出てきました(もちろん起業する人がぶつかるであろう、大きな関門の一つとしてですが)。

しかしこの魅力ある不動産の業界につい残念だと思う点は業界の閉鎖性が大きいことです。

地域に見合った不動産を探す時にいろいろ見て回りたい、でも条件に合う物件をどの不動産屋さんが管理しているからわからない。

そういった時、一軒一軒不動産屋さんを訪ねて回るのが筋なのだと思いますが、

「条件に合う物件を管理している不動産屋さんがどこにあるのかを紹介するコンシェルジュのような不動産屋さん」

の存在感・魅力というのは計り知れないものがあります。

過去に何度か条件に合うような物件を扱っている他の不動産屋さんを紹介していただけないか、と尋ねましたが、ほぼすべての不動産屋で紹介を断られました。

中には「そんなこと(他店の紹介)をしている不動産屋はない」ときっぱり言われてしまったこともありました。
あまりにも内側に向きすぎていて、売り手市場であることを痛感しました。

もし自分が不動産を紹介するようなことがあれば、勇気を振り絞ってやってきたお客さんの要望に応えられるような対応をしたいと思いました。色々と大変そうですが、宅建の資格を取るのもいいかもしれないですね。

次のテーマは「協力者とあいさつと」です。

ではでは

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