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2014.05.15 Thursday

もう本屋は時代遅れ?

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日備品の買い出しに出かけた際、ちょっと衝撃的なものをみつけました。

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早稲田駅そばに構えていた本屋さんの一つ、成文堂が5月12日をもって閉店したそうです。

お店のブログでもお知らせしていたそうなのですが、書店経営の難しさをまざまざと見せつけられた気分。

 

早稲田大学正門前にも店舗があるとはいえこちらは早稲田大学の教科書販売に特化しているため学生以外は利用しづらい。

 

さて、以前より着々と地域に根付いた本屋が閉店へと追い込まれている。

本屋としての品ぞろえ、商品の検索機能、配送サービス…いずれもネットショップに追い抜かれてしまった。

 

私が言うのもあれな話だけれど、古本屋の店主が市場調査に本屋ではなくアマゾンを使うくらいに本屋としての優位性が分からなくなってきている。

 

勿論これは対岸の火事というわけでもない。古本屋にだって弊害はある。

 

市場価格を上回る値付けをすると買い手はまずつかない。

市場価格はどうあれ本という品物には消費期限がないのだから、店主の気分で値付けをするのは自由だと思う。

 

しかし、今や買い手が売り手以上に値段に厳しいご時世。市場価格至上主義だ。

 

今やほとんどの人が最低価格の棚だけを見に来る。

良くも悪くも掘り出し物にしか興味はないのだろう。

 

掘り出し物なら高く買ってくれ。トコロテンと客寄せのパンダだけを持っていくのはやめてくれ。

 

そんな古本屋の愚痴を嘯きながら私は今日も400円で古本を売っている。

 

ではでは

 

今日の本は、「出版社と書店はいかにして消えていくか」です。

出版不況が続いている。売れる本がないのではなく、売れない本まで作り過ぎて在庫超過、利益を食いつぶしているから。

今古本屋には売れない本が大量に集まってきている。

印刷費より本の価値が下がるようになったら出版社が流通量を制限してくれたらいいのに。

 

コメント3件 “もう本屋は時代遅れ?

  1. 姉貴

    経営が厳しいところはアマゾンさんのフランチャイズになる方向でいこう。

  2. 前田

    >>姉貴
    確かにアマゾン傘下の本屋が出来たらものすごいサービスが出来そうだ。
    キンドルコーナーやらサービスが充実していて、オンライン上で店内の在庫検索が可能で、1時間前に取り置き申請をしておけばその場で商品がカウンターで購入できるみたいな。

    >>だぃちさん
    怖い話です。その場で読める、というメリットさえ電子書籍の影響で強調しにくい。
    物売りはこれからどうやって生活すればよいのでしょうかね。

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