みなさんこんばんは、代表の前田です。
少し前の話になりますが、アンパンマンで有名な漫画家やなせたかし氏が逝去されました。
お腹がすいている人たちに自分の顔であるアンパンを分けてあげる姿は、今なお日本の子供たちに親しまれています。
そんな有名キャラクターを作り上げたやなせたかし氏ですが、他に創作したご当地キャラといわれるキャラクターを200程度書き上げたにもかかわらず、報酬を頂戴したのはわずか2件というお話が話題に上りました。
問題の発端となった実際の記事はこれですね。
http://www.1101.com/yanase_takashi/2013-08-09.html
とある漫画家がそれを痛烈に批判してネット上で物議をかもしたのですが、確かにプロフェッショナルに対して「タダで」なんてうまい話があるものですね。
そこで、ちょっと昔ですがリゾートホテルのドアマンを年末年始の短期バイトのことを思い出しました。
初めてのアルバイトで、かなり緊張していたことを覚えています。その地域では一番大きなリゾートホテルでしたから。
アルバイト時に先輩方から何度も聞かされた言葉が「ホテルの顔として、プロとして対応しろ」でした。
しかし声が小さかったり、お客様の荷物を落としかけたり、気が利かなくてお客様を不快にさせたり、質問に堪えられずに右往左往したことも一度や二度ではありません。本当に駄目なドアマンでした。
そんな私が報酬を貰ってよいものかどうか真面目に悩んだりもしましたが、時間を費やしている以上正当な対価であると割り切って任期を全うしたつもりです。
雇用主からは、「もし長期も続けてくれるなら面接抜きで一発採用するよ」とありがたいお言葉を頂戴いたしました。
雪が積もった大学一年生冬の思い出です。
私の仕事ぶりはプロとは程遠いものでした。
しかし私は先輩とあまり変わらない(時給にして10%前後低めの)お給金を頂いていました。
自分が貰い過ぎだと思う反面、疑問に思うこともありました。
アルバイトの素人とプロとの価値の差はその程度しかないのでしょうか。
何とも残念な気がします。
プロであることを求めておきながら、プロフェッショナルに対する価値を甘く見ていませんか?
私は思うのです。
経験豊富で能力がある人ならば、新人の倍近く報酬を得ているベテランアルバイトが居ても良いのではと。
ではでは
今日の本は、「お店のバイトはなぜ一週間で辞めるのか?」です。
人を雇うということは非常に大きな決断です。日に8時間月に20日と仮定しても時給1000円であれば16万円もの経費になります。
一方でアルバイトに過剰な要求をしている雇用主がいないとも限りません。
使える人間がいない、のではなくどんな人間でも使える人間に出来上がる仕組みが欠けていることが問題なのではないでしょうか?
自分もバイトしたときに商品傷つけて一部作り直しになったときは、
血の気が引いて給料もらっていいのか戸惑ったな、低賃金だったけど。
でも人を雇うっていうのはそういうことなんだから気にしなくていい、って誰かに言われた。ぼくちゃんかな?
あと優秀なスタッフを見つけたら給料ケチっちゃ駄目だよね。
代わりを見つけるのがどんなに大変なことか!
それでも前はたかがアルバイト、だった。
だけどツイッター騒動やらでたかがなどと言えない事態になって、どんな応募でもとりあえず採用ということは無くなってきた。