皆さん今晩は、代表の前田です。
今日のテーマは、「当たり前の敷居」です。
最近、小売業大手を中心にオムニチャネルという言葉を目にします。
平たく言えば一つの企業が実店舗とネット通販等のあらゆる販売ルートを組み合わせて、注文の仕方と商品の受け取り方を自由にできる仕組みと捉えてもらえればよいかと。
今まで生鮮食品は実店舗、それ以外で安いものはネットといったように購入品によって買う場所も会社も違うものでした。
それを改善し、顧客にとって最も快適な買い物の姿勢を提案するというのがオムニチャネルの意義のようです。
しかし、この背景には当然ながら消費者がどこでも自由にネット接続が可能な媒体を有する、すなわちスマートフォンのようなものを所持していることが大前提となっています。
そう、私のように昔ながらのガラパゴス携帯の所持者や、携帯に慣れていない層にはほぼ無縁と言ってもよいサービスです。
この時点で、オムニチャネルの優遇から、私たちは当たり前のように排除されたということです。
商売の上で、少数派にいつまでも配慮するのは非効率というのも理解できますが、デジタルデバイドの格差が広がり過ぎるのも考え物です。
他にもオムニチャネルには既存のネット通販担当と実店舗担当の利益の食い合いや、配送サービスの担当配置、巨大システムの構築など提供側にも様々な課題を抱えています。
ちょっと目立つようになったからと言って、誰もが食いつくものではないでしょう。
ではでは
オムニチャネルって初めて聞いた。オムライス食べたいね〜。
最近ファミレスで食べたよ。オムニチャネルの利点ってお客さん側にとってはあまり実感がわかないね。