みなさんこんばんは、代表の前田です。
今日は日差しが強かったのでクーラー発動。
のびやかに過ごすことが出来ました。
さて、今日の話題はサイバーエージェントの人のブログでもいいのですが、そこか広げて雇用者と従業員の感性の違いについて考えてみたいと思います。
引き抜きに応じた転職者に激怒する雇用者、と社内外に呼びかけた例のブログ。
別に知り合いではないので引用はしませんが、経営者の視点として気持ちは理解できますが、引き留められなかった自社の魅力の低さを猛省すべきとは思う。
自分を雇ってくれた会社に背を向けて別の会社に行ってしまう行為は人を雇う側からすると金銭的にも時間的にも大きな損失となります。
海外でも会社の中で能力を磨いた後で条件の良い別の会社へ転職していくホワイトカラーの問題が取り上げられています。
雇用者にとってみれば教育に時間や金銭的な援助、従業員側からすれば向上する能力に比べて低いままの給与と双方に不満が残るのが現代の日本的経営のひずみです。
雇用者にしてみれば、せっかく時間とお金をかけて習得させた能力を生かして業績を上げてもらうことが前提となる。
その対価として初めて従業員の給与に反映されるのですが、能力が向上しても業績が向上しなければ給与は据え置きなのは当然ともいえる。
しかしそこに納得できないのが従業員という立場、能力があってもそれを活かせる環境を提供してくれない、そもそも日課の作業を終えるだけで終業時間が過ぎてしまうのに何をどうがんばれというのか。
すれ違いが確執となり、有能な人材が会社を辞めてしまうなんてことが起きる。
プロジェクトを一任していた人間が「今月いっぱいでやめます」と言ってきても雇用者側には止める権利はほとんどない。
だからこそ、会社への帰属意識を高める工夫が雇用者側には必要だ。
給与を上げる以外にも、有給休暇を取りやすくする、仕事ぶりを認めてほめる、労働における裁量権を与えるなど従業員満足を上げて会社に対する帰属意識を上げる工夫が必要だろう。
昔と比べて日本人は我慢することが減った。それは、我慢することを美徳と教えていたことが、一部雇用者側に都合の良いように解釈されていたことが露見した表れともとらえられる。
誰にだって自分に合った職場で働くのが一番いい。我慢を強要する会社に愛想が尽きるのも仕方がないのでは?
ではでは
自分も将来お針子さん雇って、色々な技術を教え込んだ挙句に突然辞められたら精神的にもキツイな。うぉーい!って。
技術を教える代わりに途中で転職したら会社に違約金を納める契約を求めるところがあるらしい。
他にも自社以外では活用できない技術を教えたり、逆に研修制度を持たない会社もあったりする。
どちらにせよ、人を雇うのであればまずは相性から考えないと難しいね。