みなさんこんばんは、代表の前田です。
やっぱりというか予想通りというか、昼間に少し降りましたね。
お店にこもっている人間にはあまり影響がなかったようですが、傘の駆け込み需要が結構あったのではないでしょうか。
さて、昨日に引き続き今日も古本屋のお話。
リサイクル書店はその性質上売りに来る人たちにも一定のうまみがあるように演出しなければなりません。
その仕掛けとして活用されたのが「宅配買取」「買取価格の明記」そして「不要な本の処分請負」。
宅配買取では、規模の経済を生かした業者との契約に基づき相場よりも安価に収集してもらえるようにしており、買取価格と合わせて集荷無料サービスは家に眠っていた本を引っ張り出す呼び水になったことだろう。
不要な本の処分請負も同様にトラック単位で一律の処分費を支払って売り物とそうでないものを同時に分けることにつながる。一般的な古本屋はこうした処分を極力忌避するので引き取ってもらえずに泣く泣く持ち帰るなんてこともなくなった。
そして一番わかりやすいのが買取価格の明記。
本はその性質上、どうしても単価が低くなりがちになる。
そのため古書店は傍から見ると仕入れ値を買い叩いて、原価の10倍~100倍で売る、まるであこぎな商売だと思われがちだ。
理由は依然記事にしたように「買取価格を引き上げるor売値を下げる=手取りが減る」。
粗利400円の本を一冊仕入れてから売るのに30分以上かかってしまえば、時給はアルバイト以下になる。
それだけ仕入れ値である買取価格を明記してお客様に見られるのは避けたいことだ。
どこの小売店や飲食店で原価を提示しているところがあるだろうか。
しかしリサイクル書店はそれを信用の媒体としてフル活用した。
今でも大手リサイクル書店は一般の方にとって古本屋であると同時に、捨てる前の最終査定会場になったのである。
ではでは
今日の本は、「ビジネスモデルを見える化する ピクト図解」です。
事業計画書、ビジネスモデルというのは、起業を志すうえ一番始めに書き出す資料である。
銀行などの金融機関、投資家や知人、パートナーに見せる対外的な媒体である。
しかし、相手は自分が志す道のプロフェッショナルではない。
だからこそ、読ませる資料は用意できる最大数の10分の1くらいでよい。
手間賃ってことだよね。缶コーラとか原価2円くらいなんだっけ?
そう、手間賃というとケチな感じがするけど商品に携わる人全員の生活費が含まれているんだから当然。
コーラ作る人、運ぶ人、並べて売る人、大雑把に分けてもこれだけの手間賃が必要になる。