みなさんこんばんは、代表の前田です。
先日、居酒屋チェーンで有名なワタミが大幅な赤字報告がなされた。
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXNASDC0200F_02052014EA2000
また、牛丼などの外食チェーンであるすき家も前年比9割程度の売上高となっている。
http://irorio.jp/agatasei/20140502/132048/
先日従業員が逃げていくところにお客さんは集まらないと言っていたけれど、まさにその通り。
会社が傾くとまではいかないものの、先行き不安な大企業は少なくない。
批判ばかりしていても仕方がない。
今まで成功を収めてきた大企業の伸び悩みは何が原因なのだろうか?
一つは、価格競争の圧迫。
フランチャイズチェーン店の強みはメニューの画一感と規模の経済性による低価格メニューの充実だった。
しかし、その割安感が高騰する人件費の影響で得難くなってしまった。
価格面の優位性を保てなくなった段階で、価格以外の優位性を持つ他企業に追随出来ない。
もう一つは仕組みの形骸化。
同じことを繰り返していても生産性は上がらないにもかかわらず、儲けの仕組みが一元化されている。
従業員のみならず経営者であってもの仕組みを盲信していること。
経営者は仕組みを一から作る・作りかえる側に立つべきなのに、花形のビジネスモデルが問題児になった時に誰も仕組みを疑わないのは問題だ。
ではでは
今日の本は、「今、意味がないと思うものに価値がある」です。
どんな市場にも需給のバランスがある。
市場が大きくても競争相手が多いところだと順位は下がる。
将来供給が廃れ、需要のみが独り歩きするようになった市場があれば、きっと迷わず飛びこんでいたことだろう。
マックとケンタと王将と天下一品が生き残ってくれれば平気かな。
これからデフレ期の花形飲食店は大変だと聞くけれど、どうなんだろうね実際。