みなさんこんばんは、代表の前田です。
先日は、人の上に立つ人の話をしましたが、世の中指揮者だけでは演奏はできません。
指揮者の指示に従って行動を起こす人たちがいて初めて指揮者の技量が試されます。
指揮者が「私の采配を聞かないみんなが悪い」と言い出したらうまくいかないという話を先日しましたが、やはり行動する人たちも誰かを上に据えたのであれば、個人的な感情論を抜きにしてまとまらなければうまくいきません。
会社組織ではその上下関係は非常に重要だと思います。
指示に従わず会社に不利益な言動をする人材はたとえ優秀であったとしても不要な人材と言えます。
逆にちょっと間が抜けていたとしても指示に従って行動を起こす人材の方が重宝されます。
しかし、常に従っていればよいというわけでもありません。
上の人がおかしいと感じた時におかしいと指摘することも、改善するように指示することも必要です。
既存の慣習や上からの指示に常に絶対服従では、時に常軌を逸脱した事態が起こりえます。
私の学生時代に民族学の講義で、上下関係がある社会において上下関係に一番細かいのはどの階層かという質問で、最下層が一番上限関係に厳しいと聞いて驚きました。
身分として一番虐げられている人たちが身分違いの問題で一番熱くなるそうです。
上には上の苦労があるように、下には下の苦悩があるようです。
下の立場を虐げ続けるとしっぺ返しを食らってしまいますので、上の立場の人はご用心を。
ではでは
今日の本は、「サーバント・リーダーシップ」です。
目的意識を共有すれば、リーダーは補佐に徹するだけで組織はうまく機能する。サーバント・リーダーシップは、吸引力ではなくまとめる力で組織に働きかけるリーダーシップ像です。
重要なのは、目的意識の共有が達成されていることです。これが欠如していると組織はただの有象無象に成り果ててしまいます。二代目、三代目などの襲名制や自身より有能な部下を抱えるリーダーに向いているリーダー論です。
我が家の上下関係はどうなってるんでしょうか。
なんだかんだでマスコットのママちゃんが中心な気がする。
まあ、なんだかんだで不要な人っていうのはいないものだよね。
よくできる人は他の人の成長を阻害しているかもしれないし、不出来な人も一生懸命な姿勢が全体に伝播することもある。
始めから組織で有能な人はいない。