月別アーカイブ: 2014年6月

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2014.06.20 Friday

先立つものは

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日の渋谷はだいぶ穏やかだった様子。

サッカーとはいえ、勝負事である以上勝ち目の薄いものに集るほど人は負け戦が嫌いだということかな。

勝てば官軍、負ければ賊軍というけれど、日本チームの決勝戦進出をあきらめてしまったのだろうか。

 

初戦の時の熱狂に比べると、今日は冷め切っていて奇妙に感じる。

 

初戦でさえまともに見ていない私が言うのも変な話だけれど、渋谷のサッカーファンたちはサッカーが好きというより、ワールドカップというお祭りごとが好きなのだろうか。

 

騒がしいのが苦手な私にとって穏やかなのはいいことだけど、熱狂が続かないのはちと寂しい。

サッカーファンならファンらしく最後まで熱心に試合の行方を追いかけてほしいものだ。

 

さて今日は仕事に先立つものについて。

 

ごく一部の企業を除いて、従業員はお金を代価として労働力を提供している。

個人事業者だって、よほどの理由がなければ代価なしに自分の商品やサービスを提供しないだろう。

 

そう、何事にも先立つものはお金だということ。

しかし、多くの道徳の教科書や健全なマンガで描かれるようにお金には常に悪いイメージが付いて回っている。

 

しかし、悪いイメージの原因はお金を悪いことに使っていたり、悪いことをしてお金を得ていることが多いからだと思う。

 

お金はお金だ。

信用の表れとして国が価値を保障したものだ。

 

働きつつも、お金を悪だと断じている人がいれば、自分の雇い主を思い浮かべてみればいい。

 

雇い主がお金を出さなくなってもあなたはそこに勤め続けるだろうか。

お金は生きる上での十分条件ではないけれど、必要条件ではある。

 

ではでは

 

今日の本は、「28歳、貯金ゼロから考えるお金のこと」です。

少し前に20代の1人暮らしの貯蓄は年齢×10万円が妥当と何かに書かれていたことを思い出す。

もし22歳から勤め始めたとして28歳でノルマを達成するには年間約40万円、月3万3,4千円の貯蓄が必要になる。

20代の平均年収には前半と後半に100万近い差があるけれど、それでも計算すると貯蓄額が意外と過酷に感じる。

 

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2014.06.19 Thursday

格言の価値

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

さて、ビジネス書と言っても千差万別。

当然事業そのものが千差万別ですから、その多様性に対応するにはそれなりの豊富さが求められる。

 

しかし、ビジネス書の中でも特に無視できない分野が「自己啓発」。

 

私も数多の古本屋に調査目的でお邪魔したけれど、自己啓発分野はそれだけの他のビジネス書とほぼ同数位あるところが少なくなかった。

 

その自己啓発ビジネス書でも今廃れつつあるのが「格言系」の自己啓発書。

 

当然と言えば当然だけど、過去の著名人の格言はネット上に蓄積される。

その無作為の格言から著者が吟味した以上、一定の質は保っているものの偉人系格言集には限度がある。

 

それに、著者自身の格言であっても重みが出るものはごく一部でほとんどが寄せ集めであることが少なくない。それだけ格言というのは醸成されたものだと思う。

 

人は格言それ自体を持て囃すのではなく、発言者の立場を踏まえて格言を値踏みする。

著者自身が有名でないといくらいいことを言っていてもだれも耳を傾けようとしない。

 

ただ、需要が減ってだいぶ数は少なくなったとはいえ、格言系の自己啓発書は誰かが不安を抱き続ける限り出版され続けるはずだ。

……私のような、ね。

 

ではでは

 

今日の本は、「誰も知らない名言集」です。

格言は発言者の立場によって価値が変わると書いたけれど、この本はその前提を大きく覆した。

発言者の立場は様々だけれど、良くも悪くも『有名人』ではない。

しかし、名言を述べるに至った経緯はまさに醸成にふさわしい環境・条件だと言える。

そんな誰とも知れない人々の名言集にご興味は?

 

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2014.06.18 Wednesday

税金を増やす前に、

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は昼間に雨が降ったこともあり、気温がさほど上がらず涼しい一日だった。

……夜の涼しさと冷水の飲み過ぎでちょっとおなかが痛い。

 

さて今日は一人一台もおかしくない携帯電話にまつわるお話。

 

「携帯電話課税で議連設立 自民有志、秋に提言」MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140618/plc14061818070021-n1.htm

 

消費税とは別に、携帯電話に課税とはなかなかえぐいことを考える。

財源確保と断っているようですが、消費税がさらに上がる時期に何を言っているのかよくわからない。

 

財源がないからといって税を新設して歳入を増やす前に、歳出を減らすところから検討するべきではないだろうか?

 

政府と企業や家計は違うと言われそうだけれど、企業や家計にばかり負担が増えて政府が現状維持というのは公平ではない気がする。

 

税収をどうしても上げる必要があるならその根拠を示してほしいし、政府自体も「負担」してもらいたいものだ。

 

お金をどこかから調達するのも企業では重要な任務ではあるが、国民から搾り取ることばかり考えていてはいけない気がする。

 

ではでは

 

今日の本は、「平林都の接遇道」です。

こうしたマナー関係の講師というのは一時的には大変持て囃されるものの、旬を過ぎると過去の栄光や持論に拘るあまり敬遠されがち。

この方はゆとり世代そのものが好きではない様子。大した偏見だと思う。

若い世代は考える力がないと決めてかかっているようだけれど、スパルタマナー教育も考える力を奪う行為に相違ないと考えても良いのでは?

 

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2014.06.17 Tuesday

蓄積時々一掃

皆さんこんばんは、代表の前田です。

 

さて、今日はやたらと蒸し暑く感じる一日。

6月も中旬なので、夏の仲間入りなのかな。

 

もう生地の厚い洋服では熱がこもって仕方がない。

個別サウナみたいで、減量をひそかに狙っている自分にはちょうど良かったのだけれど。。

 

暑苦しくて見苦しい恰好をしてまでやることじゃないかな。

 

さて、今日は整理整頓の話。

 

私のお店を一度でもやってきたことのある人なら納得できるだろうけれど、私はずぼらな方だ。

お客さんが通る道はともかく、自分の作業机の上は結構ごちゃごちゃしている。

 

いろんなものを集めるのが好きで、整理も選別もあいまいなまま机の上に重ねるので気が付くと結構乱雑になっている。

 

だから心機一転という気持ちで時々すっきりさせるのだけど、きれいにしたときの爽快感はものすごい。

 

整理の基準は「今、必要かどうか」

 

不要なものにしがみ付くくらいなら、潔く処分した方がすっきりする。

対外的にもごちゃごちゃしているより、すっきりしていた方が見栄えがする。

 

勉強とか机仕事で煮詰まっていると掃除に逃げることもあるけれど、掃除によって思考の整理整頓も行っていると思えば、決して悪いことばかりじゃない。

 

ではでは

 

今日の本は、「じんせいがときめく片づけの魔法」です。

この著者はモノの取捨選択と「ときめくか、ときめかないか」で判断し、断捨離ブームの立役者となりました。

ドラマ化もされましたが、今は何故か注目されていません。

例え持て囃されても中身の良しあしは決して変わらないのに。

 

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2014.06.16 Monday

目立つということ

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日はヤフーのトップページで目についたとあるコンビニ店員を紹介したい。

ファミリーマート大須本通店の店員さんのレジ業務が非常にユニークだということで客寄せになっているようだ。

 

実際Youtubeに動画が上がっているので、百聞は一見に如かず。

https://www.youtube.com/watch?v=MXor2USm5b8

 

私は恥ずかしがり屋なので出来ればこのレジには並びたくないけれど、こうした「名物店員」がいるお店というのは注目されるものだ。

 

実際この接客動画を見た人は賛成多数ではあるものの、賛否両論といった感じがする。

 

賛成派は

・無愛想・やる気のない店員に比べたらこれくらい元気な方がいい。

・マニュアルばかりじゃ面白くないし、注目されるってことはそれだけ人が来る、集客にもなる。

 

反対派は

・行動がオーバー過ぎだし、物の扱い方が雑。

・一過性なものを持て囃すのは変だ、こんな接客長持ちしない。

 

といった印象をコメントから受けた。

このコンビニに興味を持って来店する人も増えるだろうし、この接客に疑問を持つ人は避けるだろう。

 

いずれにせよ、これは全国5万店舗のコンビニエンスストアの中で目立つことができた稀有な例でもある。

 

これくらい尖った気質を持つ人材は早々お目にかかれない。

経営者ならこの機会を有効活用したいところ。

 

自分も一店舗の店子として、この名物店員を尊敬する。

……絶対に真似はしないけれど。

 

ではでは

 

今日の本は、「人は声から若返る」です。

周りの人は見た目と同じくらい声に気を配っている。

見た目を若々しくするか、若々しく動き回るか、それとも元気に声を出すか。

声の力はそれだけで人の印象を大きく変える。

 

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2014.06.15 Sunday

偏重はよくない

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は起業家ネットワークの日。

今日は日常を不満足からアイデアを洗い出してビジネスモデルを作るというワークショップを企画しました。

 

半分くらい復習みたいな気分になりましたが、それでも再読すると新しい発見があったりして面白かった。

 

ちなみに、ビジネスモデルのフレームワークとして取り上げたのはこちら

よりよく理解するために、右の本もおすすめです。

 

あんとれボックスでは非売品としてそれぞれ2冊用意しているくらいおすすめだったり。

実際起業をする際に抜けがちなポイントを押さえ、独りよがりのビジネスプランをしっかりした事業計画書に落とし込むためのマインドマップとしてどんどん活用してみてください。

 

今日はインプットとアウトプットの話。

 

何事も吸収することがなければ発散することも出来ないと思う。

吸収・発散偏重も悪くないけれど、吸収しすぎて身動きが取れなかったり、中身がないまま発散しても誰も見向きもしてくれない。

 

だからこそバランスよく物事を学び、適度に発散して整理する。

この繰り返しが自分の血肉となって実のある成果に結びつく。

 

ではでは

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2014.06.14 Saturday

度を越せば制限される

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

帰宅途中、お酒の影響かとても元気な集団をかなり見かけました。

私は飲酒が苦手なので、お酒を積極的に飲む人の気持ちがわかりませんが、こうして大騒ぎするには丁度いい着火剤になるのでしょう。

 

とはいっても、羽目を外しすぎたら急性アルコール中毒やお酒に絡んだ事件になることだってあるので注意。

 

特に飲酒運転や未成年の飲酒問題は提供者側の責任問題にもなるので、売り手側も必死だ。

 

お酒を買う時に、年齢確認・運転士の確認をするところは増えている。

明らかに未成年ではない人に対しても杓子定規な対応のため、せっかちな層には不評という話も聞くけれど、下手をすれば営業停止処分も含めたお店側の責任問題となるため無視はできない。

 

お酒好きの方を敵に回すようだけれど、こうした面倒さは「一部の」ルールやマナーを守らない人たちが引き起こした事件や問題が表出化した結果設けられたものでもある。

 

ただ、商売だって似たようなものだ。

元々規制されるようなものではなかったものが行き過ぎた(公共の福祉に反した)利益追求活動の結果規制が起こるようになった。

 

日本古来の貸本業も個人事業・小規模事業であれば問題なかったものの、大手企業が規制のないことをいいことに貸本業(主にマンガ)サービスを提供し始めた。

 

一般書店の売り上げや出版社・著者の利益が激減する可能性を危惧した団体が政府に働きかけ古来からの小規模貸本業者を除き、貸本業に一定のマージンを納める制度を作った。

結果貸本業新規事業者との間に大きな溝を作っている。

 

起業家でありながら奇妙だと感じるところだけど、既得権益を守る側にもそれなりのルールがあるということ。

 

ではでは

 

今日の本は、「年収が上がる人はどっち?稼ぐ人の思考法」です。

今でいう戦略思考とか商魂たくましい生き方とも言われる思考法。

誰かから教わった言葉だけれど、のぼりのエスカレータに常に乗る感覚が最も近いと思う。

100%受け入れろというのは行き過ぎだけど、良いところはよいと受け止めることが大事。

 

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2014.06.13 Friday

苦労と徒労の混同

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は朝から晴れていましたが、昼間油断していた人には手痛い鉄砲雨が降り注いだことだろう。

自分は建物内にいたので持っていた傘の活躍はなかったものの、昼食に出かけていた人はちょっと気の毒。

 

さて、今日は苦労の話。

自分が大学生だった頃、大学生病の様なものに罹っていた気がする。

 

いわゆる苦労人自慢のようなもの。

いや、やっていることはくだらない自慢合戦なのだけれど、苦労も度が過ぎると相手が反論してこないことをいいことに優越感に浸ったりなんだり・・・

 

ああ、思い出しただけでも埋まりたくなってきた。

 

しかし、この症状で厄介なのが互いの苦労のハードルを上げてしまい、それが常識のようになってしまうことだ。

・長時間労働の代名詞として挙げられる睡眠不足自慢(徹夜自慢?)

・自身の生産性に関わらない部分での能力自慢(宴会の盛り上げ上手とか)

・サービス労働やボランティアのような献身自慢。

 

労働の生産性が下がるので睡眠は十分取るべきだし、他の人が対価を請求しづらくなるので度を越した献身はご法度だと思う。

 

それなのに、それが常識となりつつある現状は私には恐ろしい。

長時間労働もサービス労働も自己判断で行われるものだし、それらの善意を前提として事業活動は営まれるべきじゃない。

 

無茶をしないと仕事が回らないのであれば、それは従業員の責任というよりも経営者の責任と言える。

 

労働者の善意やサービス精神が、企業にいいように浪費されるのはよくないことだと思う。

 

ではでは

 

今日の本は、「『残業』はするな、『前業』をせよ!」です。

残業でも前業でも結構だけれど、人によって生産性のリズムは異なる。

朝が強い人もいれば、深夜が強い人もいる。

皆がしているからと無理に早朝出勤したり深夜残業するのではなく、自分に合った働き方を模索することが結果として企業に貢献できると思う。

 

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2014.06.12 Thursday

営業時間を延ばすのに、従業員は増やさないの?

みなさんこんばんは、代表の前田です。
今日は珍しく夜空が澄んでいた。
お仕事で疲れた人にはちょっとした癒しになったかも。
予報では明日も降る可能性があるので今日で気を抜かずに傘を持つことをお勧めします。
さて、今日は労働の平均化について。
日本は長時間労働で世界的に有名ではあるけれど、都会では地下鉄含め様々なサービスが24時間営業に変わってゆき今まで以上に労働者にとって大変な時代が待ち受けている事だろう
そんな皆さんはどちらがいいと思うだろうか。
・役所や工場勤務など安定的な職場
写真屋や花火師のように季節によって稼ぎ時と忙しさにピークがあり、それ以外はほぼ自由な仕事
得られる収入・労働環境や職場関係が同じだとすれば前者を求める声が大きいのではないだろうか。
仕事のメリハリを求めて後者を選ぶ人もいるかもしれないけれど、すでにこういった市場のパイは切り分けられた跡だと思う。
そして現在残るのが、安定してピークな職場。
どれだけ頑張っても繁忙期が終わらない上、得られる収入の上限が決まっている。
日本の人件費は高いとよく言われるが、日本で生活する以上提供されているサービスに見合った報酬がないと生活が苦しい。
そして今も多くの労働者と個人事業主が日々の生活を維持するために知恵や体を使っている。
ではでは
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2014.06.11 Wednesday

組合の在り方と難しさ

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は昼から雨が降っていました。

雨が降ると古本は身動きが取れなくて困る。

 

多少濡れてもいいという人もいるけれど、最近の品質志向では表紙濡れは結構減点対象になる。

時間に余裕があるなら、たとえ箱に入れていたとしても、雨の日に商品を運ぶのは避けるべきだと思う。

 

そもそも、あんとれボックスに箱で買い取りなんて滅多にないから杞憂ともいえるけれど。

 

箱ごと売買と言えば、古物商同士が売買する古物市場なんてのがあるけれど、あんとれボックスは古本屋ながら古物市場の一角である古書店組合には入っていない。

 

入会するメリットが大きいからこそ皆納めているのだろうけれど、あんとれボックスは組合に合わない三つの課題を抱えている。

 

・扱う商材がそもそも古書ではない。(最近のビジネス書ばかり)

・古書専業ではなく、他にも収入源を持っている。

・割に合わない入会金を支払いたくない。

 

場所によって違うのだろうけれど、東京の組合は入会時に約50万円納めることになっている。

 

只でさえ古物市場は過当競争気味(参入者過剰)と言われているのに、組合がブロックばかりしていては未加盟の店舗が増えて組合の影響力がどんどん下がっていく気がする。

 

組合の会費を払うメリットが見えにくい。。

組合としては不逞な輩を入れたくないという思いがあっての審査や会費なのだろうけれど、誰も入らなくなった砂上の楼閣はどうなるのだろうか。

 

ではでは

 

今日の本は、「大人のたしなみ『ビジネス理論』一夜漬け講座」です。

一夜漬けというと浅い印象を受けるけれど、ビジネス理論を簡潔に言い換えることは理解につながる。

ブルーオーシャン戦略なら『既存の技術・サービスを組み合わせて、今までにない市場を開拓する』といったように、覚書として活用するとよいかも。