月別アーカイブ: 2014年11月

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2014.11.20 Thursday

小さく稼げずに大きく稼げるのか

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は一気に冷え込んできましたね。

おまけに雨も降ってしまって、そりゃもうたいへんだったことでしょう。

 

明日からはコートのお世話になるやもしれません。

数日前にジャンパーを羽織るようになったばかりですが、急な寒さに体がついていけるのかちょっと不安です。

 

さて、今日は規模のお話。

起業というとどうしても大きく投資をして、大きく稼ぐというイメージがついてきます。

 

成功してテレビに登場するような起業家の中にはそうした方が多いような気がするので、そういうイメージを持たれても不思議ではないでしょう。

しかし、テレビに映る成功例の裏にはその1000倍と言われる失敗例が控えています。

 

私が通勤する道の間でもあんとれボックスを始めてからすでに5,6軒のお店が開廃業しています。

当事者ではないので詳しいことはわかりませんが、少なくともあんとれボックスに掛けた資金よりもずっと多くの投資がなされていることは容易に想像がつきます。

 

店内の改装工事、什器の搬入、多種多様な商品、サービスの仕入れ・導入、これを個人ではなく外注や人を雇って実行するわけですから、初期投資が膨らむのは当然と言えます。

しかし、投資に見合う売り上げや利益を得られずに廃業に追い込まれる。

 

起業は小さく稼ぐことから始め、稼いだ分だけを投資に回すようにした方がいいと思います。

大きく投資するかどうかの判断はそれこそ事業の規模が大きくなってからでいいはずです。

 

始めは小さく、のちに大きく。

起業において大は小を必ずしも兼ねるわけではありません。

 

ではでは

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2014.11.19 Wednesday

弟子を想う師の姿

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、とある物語を読んでいて感動ました。

ビジネス書ではないのですが、徒弟制と父性の絡み具合が絶妙でよかったです。

 

特に、弟子が師に尽くすというのではなく、師が弟子を厳しくも温かく見守るという関係にほろりときてしまいました。

経営者と従業員の関係が良くも悪くも淡泊になりつつある現代でもこうした暖かい上下関係があったことを思うとたとえそれがフィクションでも暖かい気持ちになります。

 

とはいえ、中にはこうした徒弟関係を美談として宣伝し、感銘を受けた人から多額な金銭を巻き上げるねずみ講のごとき商いが存在します。

多くの弟子をとり、ごく一部の成功例を美談に仕立て上げ、芽が出ないその他大勢に対しても宗教のごとく宣伝しより多くの人を信者として巻き込んでいく。

 

しかし、本来の徒弟制は違うはずです。

師が弟子の育成のために時間やお金をかけ、弟子はそうやって身に着けた成果や成功で師の偉大性を証明する。時には失敗もするでしょうがそれを弟子のせいにせずに師が責を負う。

だからこそ苦しい仕事でも弟子は一生懸命にこなすし、師を敬う気持ちになるものだ。

 

そんな当たり前のことさえせずに、俺を敬えというのは変な話だ。

少なくとも、敬うことを不自然にさせるのではなく、自然に出るの敬う気持ちだと思う。

 

ではでは

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2014.11.18 Tuesday

入り口はたくさんだけど、ノウハウはひとまとめに

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は新宿区の産業振興会議が開催されました。

お店の途中で出てきているので、一人だけスーツではなく普段着でしたが、まあ仕方がない。

 

というわけで今日は新宿に新しい産業を興すための支援について、話し合いをしていました。

いろんなところで創業相談があって、場が構築されている模様。

 

しかし、会議の中で興味深いと感じたのは会議の参加者によって相談者の幅が全く異なること。

 

区役所には士業の方が多く、あんとれボックスは若者中心、ほかにも主婦だったり背景の異なる方が集まって食事会をしていたりと、創業相談の入り口はたくさんあるようですが客層もそれぞれ異なっています。

 

これは、どれかに厳選するよりも入り口を維持しつつ各コミュニティ自体の質を全体的にあげられるようにした方が結果として広がりが得られそうです。

 

方向性をまとめるために、コミュニティ同士をつなげる一つのプラットフォームを作り、互いに助力できる部分は協力し合うことで質を向上させる、なんてこともできるかも。。

 

とはいえ、あくまでアイデアの一つ。

具体的にどのように区と民間が連携して産業振興の活動を広げていけるのかは模索中です。

 

ではでは

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2014.11.17 Monday

年末調整(忘年会)

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

そろそろ忘年会シーズンが近づいてきています。

このころはもうほとんど週末が予定で埋まっていることでしょう。

 

忘年会シーズンと言えば居酒屋やイベント会場繁盛の瞬間です。

会社、同窓会その他ありとあらゆるグループが年末の締めくくりの地を探していることでしょう。

 

お店にとってはありがたいイベントですが、出費をする側からすると覚悟が必要でしょう。

年忘れの宴会といえ、酔いから醒めて大惨事なんて締めが悪すぎます。

 

最後まで楽しい一年だったと思える年末を迎えられるといいですね。

 

ではでは

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2014.11.16 Sunday

買い物時の暇つぶし

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、売り込み方について考えてみます。

私たちが何気なく買い物をしているその裏にはどんな思惑が考えられるのか、いろんな角度からみてみると面白い発想が生まれるかも。

 

例えば、新作や限定、おすすめなど購買意欲を掻き立てる用語が飲食店のメニューには含まれています。

それは、初めてのお客さんにとって注文のきっかけにもなりますが、口コミで話題を広げるときにも活躍します。

 

売り場の色合いやテーブルの位置なども重要です。

汚れが目立たないように黒目な色合いにするところもあれば、清潔感を徹底するためにあえて明るめな色合いにするところもあります。しかし、飲食店などで避けられがちな色というのは確かにありそうです。

色彩学と言うらしいのですが、業態によって好印象、悪印象の変わる色があるようです。

お客さんの滞在時間や回転率を考えるとどれだけの広さが通路に必要になるのか、それを踏まえて机椅子の数はきまるはずです。

小さくてお客さんの行き来が大変なお店はそれだけ多くのお客さんが座れるように原価や値段、味にこだわって不便さを超える価値を提供していることでしょう。

 

どれもこれも勝手な憶測ばかりですが、想像力を膨らませて今までとは違う視点で売り場を見ると面白いものが見つけられるかもしれません。

 

ではでは

 

今日の本は、「超図解 『拡げる』×『絞る』 全思考法カタログ」です。

物事をまとめたり拡げたりするうえで必要なのが、考え方を養う方法です。

発想力とも言い換えられますが、測る物差しの数が増えれば増えるほどアイデアの数は増えていくことでしょう。

 

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2014.11.15 Saturday

話し方の相性

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は話し方について考えてみました。

私はお察しの通りくどい言い回しが多く、何事も大仰に話す人間です。

ついつい余計なことを口走ったりして後で後悔することもしばしば。

 

しかし、どんな話し方であっても自分にあった話し方というのはあって、それによって相性も出てくると考えられます。

 

例えば、何事もはきはきと大きな声で話す人と諭すように静かに話す人とは相性があまりよくないでしょう。

私は丁寧語で話すきらいがあるのですが、初めから妙に馴れ馴れしい人にはやはり警戒心を抱いてしまいます。

 

しかし、仕事をやっていくうえで話し方が合わないから付き合いをやめるということはなかなかできません。

結局、人によって話し方や聞き手としての姿勢を変えることになります。

 

それだけ聞くと八方美人のようでむずむずするかもしれませんが、日本の文化に本音と建前があるように人によって建前を使い分ける処世術は必要でしょう。

とはいえ八方美人は世渡りの術であって、だれに対しても太鼓持ちでいる必要はありません。

 

人間関係で疲弊するほど、相手に合わせる意味はないでしょう。

 

ではでは

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2014.11.14 Friday

人材価値と待遇の落差

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は価値についてあれこれ考えてました。

世界はどんどん発展していって、いろんなものが人力から機械に置き換わっている今でも人の労働には価値がある。

 

しかし、昔と比べて今の人材価値は非常にシビアになっているように感じられます。

要求する技能や経験はどんどん高度化しているにもかかわらず、それに対する給与は対して高くない。

 

会社が人材を価値ある資産としてではなく、資産を生み出すコストとして見ている錯覚にも陥ります。

一つのスキルを持つ複数の人を雇うのではなく、複数のスキルを持つ個人を雇う。

省人化としては合理的にも感じられますが、現実的にそんな人材を低コストで雇えるはずがありません。

 

労働者側に非がないことはないのかもしれませんが、最近の省人化には経営合理化の名のもとに現実離れした価値と待遇のかい離を見受けられます。

 

給与が低い、拘束時間が長い、個人の裁量がまったくない、けれどやる気のある、資格持ちで、それなりの経験があって長期間働ける人材を求めています。

いやいや、一体どんな聖人君子を求めているのでしょうか。

 

そんな宝くじの一等賞のような人材は基本的に存在しません。

会社を通して、人材の価値を高めて帰属意識を上げる以外にないと思います。

 

せめて、経営者は自身の出す求人と同じ条件で働いてください。

最近の労働者は高望みをしすぎだと愚痴をこぼすくらいなら、一人で頑張ったほうがましになる気がします。

 

ではでは

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2014.11.13 Thursday

時間厳守か融通を利かせるべきか

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

最近は夜の冷え込みが著しいですね。自転車こぎとしては手袋がほしいくらいです。

 

さて、今日は時間と融通について。

少し前に複数持っていたスイカの返却手続きをしに緑の窓口に向かったのですが、私が着いた時には19:58頃で営業終了ギリギリでした。

 

それでもドアは空いていたので、列に並んで待っていました。

しかし、窓口業務というのは往々にして時間のかかるもの、私は時間に追われていなかったのであまり気にしていませんでしたが、私の前に並んでいた方はそうでもありませんでした。

非常に不満げに野次を飛ばすのです。

 

後ろにいたのであまりいい気分ではなかったのですが、対応する駅員さんのプレッシャーは相当なものだったのではないでしょうか。

 

そんな場面に遭遇したので、営業時間、受付時間の締めというのはなかなか難しいものだなということを改めて実感しました。

 

お客さんのために時間の融通を利かせる。

従業員のために時間厳守で締め時を守る。

どちらも一理ある。

 

事業者としてはお客さん優先の方が利益につながるので、従業員の負担が増えてしまう。

だからこそ、お客さんは従業員のサービス精神に甘えて図々しくなってはいけないと思う。

 

ありがとうございます、と駅員さんに告げて私は電車に乗り込んだ。

 

ではでは

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2014.11.12 Wednesday

価格競争に勝者はいるのか?

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

さて、今日はお店の備品であるトイレットペーパーを購入しにドラッグストアに出かけました。

最近のドラッグストアはスーパーが一体化していて、しかも価格は低目ということで利用者が多いようですね。

薄利多売のスーパーと堅実な売り上げを出せる薬局部分がちょうど良い形に集客・単価向上に向いているのでしょう。

 

ただ、スーパーもそれには負けていません。

薄利多売をさらに推し進め、時にはタイムセールなどを多用して集客に余念がありません。

新聞の折り込みチラシにスーパーのものがなかった日なんてないと思います。

 

しかし、その競争の結果が現在の価格相場を形成しています。

成熟した市場の性かもしれませんが、薄利多売で利益を上げるためにありとあらゆるコストを削ることになり、消耗戦になっています。

 

小売店も厳しいですが、オンラインで代替可能になったサービスの価格破壊はそれ以上です。

ネット上ではあらゆるサービスが低コスト化し、時には無料化しています。

 

ネット上の価格設定は閲覧数(PVと言うのか?)の拡充が前提となっているので、サービスの受給者である消費者からお金を得る必要がないのかもしれませんがそれでも多くのサービス業界が縮小を余儀なくされてしまったようです。

 

市場競争や市場の循環による自然淘汰は仕方がないとはいえ、利益を極限まで切り詰めるのは事業者としてもやもやするところ。

競争には勝ちたいけれど、結果利益が下がってしまったらあんまり意味がない。

 

ではでは

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2014.11.11 Tuesday

利益の上限が見えてきた?

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

最近小売店業界の伸び悩みが著しいという噂。

小売店の代名詞になりつつあったコンビニエンスストアも業績に陰りが見え始めています。

 

売り上げ的には問題ないのかもしれませんが、事業を支える末端の人材不足は否めないようです。

 

私も事業主ですから、自分の商いには天井のようなものがあることがわかります。

どんな商売にも売り上げには一定の天井があって、そこを超えるためには既存の仕組みを変える必要があること。

 

その点でコンビニエンスストアでは通信販売に力を入れ始めています。

定価で高いというイメージがついてしまったコンビニエンスストアに付加価値を設けようとしているみたいですが、コンビニエンスストアのボトルネックは付加価値の創造もそうですが、付加価値を支える設備が不十分のように感じています。

 

サービスの数を増やしても売り上げや利益に結びつかず、結果として減益減収となる原因になりかねません。

 

コンビニエンスストアは多角化経営の縮図だと言われてしまえばそれまでですが、明らかに多角化が過ぎると思われます。

 

多角化を支える人を軽視して多角化は成功しません。

それを今まで使い捨てのアルバイトで賄ってきたとしたら、ツケを払わされることになるでしょう。

 

ではでは