月別アーカイブ: 2013年8月

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2013.08.11 Sunday

前提条件

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は歯科の定期検診でした。

 

ワイヤーで歯を絞めつけているので、明日からしばらく固いご飯が食べづらくなることでしょう。

麺類やご飯ものばかり食べています。

 

歯の不具合に困窮しつつ、次への布石のための準備と割り切って歯の締め付けが落ち着く数日間を過ごします。

 

さて話は大きく変わりますが、ここ十数年で市場の主体が売り手から買い手に移りつつあります。

 

今まで暗黙の了解として不明瞭なままだった売り手市場の中身が明るみに出され、買い手のメスが次々と入っています。

 

消費者としては良いものが容易に手に入れられるため喜ばしいことかもしれませんが、売り手からすると利益を削る事態に陥り、体力のない事業者から次々と事業を畳むことが起きています。

 

その上、固定費の高騰など、実店舗を持つことの新規参入への障壁が数多く存在し、一人で息の長い商売を続けることが非常に困難になっています。

 

そんな前提条件を覆すためにはどうすればよいか。

起業を考える側、起業を支援する側双方がこの課題に立ち向かうことが必要です。

 

ではでは

 

今日の本は、「社会起業家という仕事 チェンジメーカーII」です。

事業として即効性の高い分野が企業によって開発されまくった結果、長い期間をかけて事業化を考える社会起業家という生き方に憧れる人が増えています。

清掃活動一つとっても、清掃会社として起業してみたり、環境に配慮した洗剤を開発してみたりと様々なビジネスが生まれます。

社会起業はボランティアではなく、あくまで収益性の低く、即効性も高くない事業を創業することです。

 

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2013.08.10 Saturday

知るは一時の恥

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

自営業をしているときに陥るジレンマですが、何でも一人で作業をしていると独りよがりになってお客さんの目線を忘れがちになってしまいます。

 

売り手であれば、買い手の気持ちを汲んで商品を並べる必要が出るのですが在庫を抱えている以上買い手を無視してものを売りたくなってしまいます。

 

そういう売り手の事情が透けて見えるお店に人は行きたがりません。

とはいえ、売り手が一人で考え事をしていると思考が袋小路に入り込んでしまいます。

 

不毛な堂々巡りを避けるには、煮詰まっている内容を書き出して整理してみたり、人に尋ねることが有効です。

 

うまくいかないときに意固地になっている位なら、潔く人に聞いてみるのが吉です。

 

ではでは

 

今日の本は、「希望のニート」です。

大学卒業後様々な事情で就労や進学への意欲を無くしてしまった若者たちが増えてきているそうです。行政機関やNPO法人の方々が尽力しているそうですが、難航しているようです。

私は就労支援の需要にビジネスが絡めないのは非常に残念な気がします。

課題はたくさんありますが、就労そのものがビジネスへの参画である以上、その支援にお金をかけるのは十分価値があると思います。

 

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2013.08.09 Friday

物売りの祭典

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

早速宣伝を一つ。

明日、午後7時より当店にてビブリオバトルを開催いたします。

飛び入り参加受付中です。

 

今日は、商店会の方と商売についてお話をしていました。

こういう時、横のつながりは大変励みになります。

 

自分から売りに行くことが難しい店舗運営者同士が、交流したり販売機会を増やすための企画を練る機会があればよいのですが、賛同者が欠かせません。

 

普段は競合相手であっても、お祭りのときは団結してイベントを盛り上げる同志です。

波が来ないのであれば、自分達で波を起こす。

一人では起こせなくても、人が並んで波を作ればそれは大波になります。

 

多くの人にとって利になる企画を考えるのも、一つの案です。

 

ではでは

 

今日の本は、「伸びる30代は、20代の頃より叱られる」です。

最近叱られる、怒られるということを経験せずに大人になる人が増えている、という記事を読みました。

堪え性がないと非難されるかもしれませんが、初めて叱られたら人は誰だって委縮しますし動揺もします。何せ経験がありません。

恥の経験の有無を責めるのではなく、その経験を生かさないことを責めるべきです。

 

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2013.08.08 Thursday

うまくいかないときは、改善の余地あり

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、野暮用がいくつか重なっていたので、頻繁に外出していました。

 

その上、帰宅後にやり残しを思い出すと再度出かけることになってしまったりと非効率的な行動が目立ちます。

 

何よりも経験が足りないので、こうした失敗は自身の課題として意識していくことでしか改善されません。

 

一方で私は逆にうまくいきすぎるのも問題だと思っています。

 

例えば、失敗知らずで成功しかしていない人のアドバイスを聞いても、なぜか納得できないことがあります。

 

それは、成功者に対する妬みや羨望ではなくて成功のよりどころが不確定要素を多分に含んだ成功だからではないでしょうか。

 

失敗した前例がないといざ問題が起きた時に対応できなくなってしまいます。

 

成功者の成功体験から動機づけを獲得するのは良いですが、失敗談は問題解決の筋道を立てるのに有効です。

 

商いがうまくいっていない時は、自分の商売に改善の余地があるという裏返しです。

 

そう言い聞かせながら、大量の在庫を整理しています。

 

ではでは

 

今日の本は、「非効率な会社がうまくいく理由」です。

最近は日本人らしくない尊大なアピール活動で知名度を得ているビジネス書が増えてきているような気がします。

出版社側の意向も含まれているのかもしれませんが、誇張広告といった印象を受けます。

日本には直接的な表現を避ける曖昧な言い回しが多くあります。

自己主張しなければ生き残れないのであれば別ですが、過度な軋轢を避けるなら表現に謙虚さも必要です。

 

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2013.08.07 Wednesday

消費されるもの、されないもの

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

夏らしい一日でした。

夏休みということで、書籍の売り上げも伸びると良いのですが、はてさてどうなることやら。

 

さて、先日お店を貸した学生団体の方がお礼参り?ということで挨拶に来てくれました。

年もほとんど変わらない若造である私にお礼なんてと思いましたが、今後ともよろしくということでしょうか。

 

お礼の品を頂きました。商店会のお店のお菓子でした。

 

商店会仲間の業績に貢献できてよろこんでいいやら、うちのお店の売り上げにも貢献してくれと文句を言いたいやら複雑な気分です。

 

さて、そんなお菓子を頬張りながら私は考えていました。

 

やっぱり消費されるものの方が、形が残るものより財布のひもが緩くなると。

 

町のラーメン屋に600-700円払うのには疑問を抱かない人が、同じ金額で買える雑貨や書籍には抵抗感を抱きます。

 

ダイニングバーで払う3000円で、ある作家の全集が買えるといっても作家のファンでなければ買う人はまずいないでしょう。

 

飲食店では疑問を抱かない金額でも物販では非常に気にして1円でも安く手に入れることに躍起になります。

 

なまじものが残ってしまうからこそ使うお金は吟味したいと考えてしまうのでしょうか。

しかし安くしすぎれば今度は利益が出なくなってしまいます。

 

安く売って成功するのは、売るより安く仕入れることができる企業だけです。

 

価格で勝負の世界に切り込むのではなく、アイデアと付加価値・人との繋がりで挑むのが自営業の商いです。

 

ではでは

 

今日の本は、「飲食店 成功と失敗の法則」です。

飲食店の強みは来店時に売り上げが確定することです。物販は、来店後気に入った商品が満足できる価格で販売されているかどうかまで売り上げにつながるかわかりません。

飲食店に比べて物販の店主の態度があまり芳しくない、と時々風評が立つことがありますが、それは上のような意識の差があるからだと思います。

 

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2013.08.06 Tuesday

なくなってしまうもの

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、久々の雨予報でちょっと警戒していましたが、ふたを開けてみたら存外小雨だったので取り越し苦労でした。

ただ今年の夏は雨天が多くてレジャー好きには厳しいかもしれませんね。

 

今日は昼の時間に買い出しに出かけたのですが、目当てのものがなくて店員さんにその行方を尋ねてみました。

 

店員さんの答えは、製造終了でもう在庫も残っていない、でした。

 

需要がそれほどなかったとはいえ、商品が消えてなくなるのは思いのほか唐突です。

しかしたとえ需要があったとしても、ものは時間とともにその価値を変異させてしまいます。

 

古物を扱う職業柄、流行り廃れの移り変わりは無情なものであることは知っています。

 

例えば、シリーズ全てが映画化され、一大ベストセラーとなったハリー・ポッターシリーズ

 

読む側からすれば良書なのかもしれませんが、売る側にしてみればこれほど厄介なものはありません。

ハリー・ポッターシリーズはまだしも、セカチューだのいまあいだのの作品はもう忘れている人の方が多いのではないでしょうか?

 

中古市場では価格競争が主流でネットがその可視化に成功してしまいましたが、市場の中で忘れられたものに価値を見出して販売するのが古書店やリサイクルショップです。

 

ではでは

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2013.08.05 Monday

人にお金を払わせる

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

最近、「モノが高い」とよく聞くようになりました。

読書のための本をネットの最安値で買ってみたり、生活雑貨を100円ショップで済ませてしまおうと考える人が増えているような気がします。

一方でブランドのある商品も決して売り上げが低下しているというお話も聞きません。

 

中堅未満の物販店で人がものを買わなくなったのではないでしょうか?

 

残念ながら私は飲食店の実情を知らないので何とも言えませんが、飲食も競争が激しい世界だと言われています。

 

しかし、お金が生活に必要なものである以上、お金を稼ぐ手段は必要です。時にはとんでもない方法でお金を稼ぐ人もいます。

 

以前出かけた飲食店で手厳しいというか勉強になる出来事がありました。

 

友人達と三人で新宿の食事処を見て回っていました。特に目的もなく適当に看板を見ていた時です。

キャッチの人から、鍋料理を半額、会計も1割引きという条件を提示されました。

別に場所にこだわりがなかったので、そのお店を選んだのですが、それがなかなか曲者でした。

 

一商店主として、「これはどうなの?」と思ったことを紹介します。

・お通しとは別にテーブルチャージがかかっていたこと(勿論事前に伝えられてない)

・なぜか店側が注文する品数を指定してきた(一人最低料理を2品以上。勿論事前に以下略)

・そしてキャッチの人へのサービス料が会計に加算されていた(もち略)

 

二度と行かない、と友人たちは憤っていました。

私はなんというか、逆に感心してしまいました。ここまでしてもいいものなのかと。

 

私は人からお金を感謝の対価としていただくものだと思っています。

その逆で感謝されずにお金だけもらっていくというのはこれだけ人を不快にさせるものなのだと身をもって知ることができた一件でした。

 

キャッチにしては良心的?と考えるべきなのかもしれませんが、キャッチの話を聞くなという忠告はもっともだと思います。

 

ではでは

 

今日の本は、「お金が貯まらない人の悪い習慣39」です。

お金が貯まらないのは無駄な消費ばかりしているからだ、とも言いたげな書籍です。

確かに支払い能力を超えての出費は避けるべきではありますが、許容範囲でものを買うことを悪いことのように考えるのは奇妙なことです。

金は天下のまわりもの、回さなければ意味がありません。ただ節約・倹約に傾倒するのではなく、使う時に使うことも社会には必要な行為です。

 

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2013.08.04 Sunday

明日もがんばりましょう

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

さて、今日は充実した休日です。朝から動き回っていました。

 

まず、家の清掃活動を済ませてごみを処分しました。

見た目はまだひどいものですが、自分なりに整理が出来たので満足です。

 

次は昨日に引き続きイベントの場所貸しです。

中盤、ちょっと不穏な出来事がありましたがなんとか滞りなく企画を終えることが出来ました。

早稲田生の実態を直に知る機会を得られて良かったです。

おせっかいを働かせるのであれば、準備を入念にしておくとより効率的に企画を進められたのではと思います。

 

そして、家に帰宅して次の企画の準備です。

人と会って打ち合わせと相談です。中身は秘密です。

 

 

今日で数々のイベントが一段落し、明日から月曜日が始まります。

明日も頑張るために今日もぐっすり眠りたいと思います。

 

ではでは

 

今日の本は、「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」です。

会社に限らず、ルールというのは世の中にあふれています。ルールとして意味のあるものは尊重され、逆に軽んじられて無視されることもあります。

例えば信号無視。車が通らないような横断歩道でなぜ律儀に信号を守る必要があるのか、と考えてしまうかもしれません。しかし、私は信号無視をすることが自身の危機意識を低くしてしまうと考えています。

信号無視を繰り返すと人は鈍化します。ルールを順守することで自分を律することが必要です。

 

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2013.08.03 Saturday

くたくた

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、お店のスペースを貸し出しました。

当店のほかにもいくつかの商店会のお店がスペースを提供してくださったようです。

 

当店にも勿論学生さんが入ってきました。

始めの方はなかなか話が進まずただのたまり場のようになっていましたが次第に少しずつ成果を上げていっていました。

 

恐らく数十人規模で動いているせいか、多少荒削りであっても数の力でうまく運営されているみたいでした。

 

ただ、当店の位置が他と比べてもわかりにくい場所にあるため、呼び込みが苦労していました。

暑い中大変だと思います。

 

しかし努力の甲斐あって、初回とは思えない成果を上げていたのではないでしょうか?

当店もそのお手伝いが出来て幸いです。

 

 

運営側の問題ではないので追及はしませんでしたがただ一点、苦言を呈するならば

ボランティアの相談メンバーが店員の前で「(場所が入り組んでいるから)入りたがらないのは当たり前」「どうせ人なんか来ないのだからいっそ休憩所にしようぜ」といった立地に関する愚痴を聞くのは多少堪えました。

 

帰宅してからすぐに部屋の整理と夕食の準備をしました。

ここ数日の暑さと労働が体に堪えたのか、体から良くない徴候が出ています。

 

明日はお休みなのでゆっくり休みたいところですが、明日も予定が詰まっているのでもうひと頑張りです。

 

ではでは

 

今日の本は、「脳より体を磨きなさい いつでもやる気がみなぎるビジネス体調管理術」です。

自営業の場合、文字通り体が資本になります。どんなに体調が悪くてもお店を開いて営業活動をしなければ所得を得ることはできません。

逆に入院でもしようものならすぐに休業です。休んでいるときにでも所得が手に入る仕組みを作るか、体調を整える健康的な生活を維持するかのどちらかを選択する必要が生まれます。

企画を考えて試行錯誤に耽る脳のと同じくらい、何事にも挑戦していくための安定した体の資本が必須なのです。

 

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2013.08.02 Friday

在庫と価格

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

昨日に引き続き、整理整頓の真っただ中にいます。

書籍の置き場もなくなってきたので、これを機に在庫処分を再度検討中です。

 

さて、今日はそんな在庫処分のお話。

 

よく小売店などで在庫処分セールと言って捨て値のような値段で販売されているのを見かけます。

 

勿論営利目的である以上そればかりしていては客単価が下がって利益を得ることができません。

 

かといってせっかく仕入れたものを売らずに処分すれば捨て値以下の損失につながります。

 

私も創業時に価格を決めて商売をしていますが、時々処分するくらいなら、と捨て値で販売したくなる気持ちがあります。

 

しかし、捨て値販売はもろ刃の刃です。その時にしか集客が見込めなくなってしまいます。

そのため、私は極力セールを避けています。

 

ただ、店内一律の価格設定は無理があることが分かりました。

せめて二種類の価格を用意する必要がありそうです。

 

とはいえ、知り合いの古書店の方からは「在庫が多くないのであれば、安易に安売りに走るな」と助言を頂いていますし、裁量が難しいところです。

 

在庫がたまるのは嫌だ、だけれど値段を安易に下げて販売はできない。

 

矛盾していますが、一つの販売チャネルしか持っていない自営業の苦労の種です。

 

ではでは

 

今日の本は、「僕たちの値段」です。

日本はよく時間給だと言われています。時間内に仕事を済ませて定時に変える人間より、残業をして仕事を終わらせる人の方が給料が多めに出ることがあるそうです。

しかし、これでは生産性は失われ、出来るだけ時間をかけて仕事をこなすことが利口のように感じられてしまいます。

効率的に仕事をこなすと別の仕事を任された上給料も変わらないというのであれば、怠けるのは当然ともいえます。

さて皆さんの待遇はいかがでしょうか?