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2013.01.29 Tuesday

せどりをしてみたいと思っている人へ

みなさんこんばんは、ちゃっぴーです。

今日は、週に一度の大仕入れ日です。
お店の看板を下げての都内を本を求めて捜索します。

といっても見て回る地域はほとんど決まっていて、後は「いかに効率よく動くか」しかないわけですが。。。

一日中粘った成果なのか、かなりの書籍が集まりました。
いい感じです。

さて、私は小規模な古書店ですが、実店舗とネット(アマゾン)での両方で取引をさせて頂いています。

それで成果が出れば問題ないのですが、現実は先日述べたとおりです。
実店舗にはお客さんが来ません。ネット店舗では価格競争ばかり起こっています。

勿論「安く買えるものを高く仕入れたお前が悪い」と言われればそこまでなのですが、安く買える=お店側にも利益が出ているというわけでもありません。

大規模な在庫や物流の整備が整っている店舗ならいざ知らず、在庫10000冊強程度の一般的な古本屋であっても、ネット販売では大した利益にはなりえません。玉石混合の商材をお客さんから「買い取って仕入れている」からです。

そこで近年注目を浴び始めているのが「せどり」です。古書店の商品から「付加価値がつけられそうなもの」を選び取り「玉石の玉だけ持っていく」商売です。

本来、せどりは「自身の目利き」を頼りに古書店を相手にした商売を生業としていました。特定の専門分野に長け、現在は価値が低くとも将来の利益を見込んで仕入れる。
私もこのような立場にいる(つもり)です。

しかし、現在のせどりは「スマートフォンとバーコードリーダー、そしてせどり用のアプリ」を使い「市場価値のあるもの」だけを抜き取ってゆきます。
片端からバーコードを読み取り、自分のかごに放り投げていく。その上店員さんには「商品は丁寧に扱え」と指示する方もちらほら見かけました。

まるで「私が通り過ぎた後の書棚の商品はすべて無価値のごみだ」と言わんばかりの行動です。傍から見ていてあまりいい気分になれません。

資本主義の原理から言えば彼らの考えは正しいのでしょう。

しかし、今以上に同様の「資本主義に染まったせどり」が増えた場合、「狭い市場の奪い合い」になり、せどりに携わる人の利益が全体的に下がる結果に終わります。

それでもせどりをしたいと考えている人へ
私の保身とせどりの将来を含めて
「お小遣い稼ぎ(月1000円とか)なら問題ありません。でも副業(月2万円以上)や本業(月10万円以上)として考えているのであればアルバイトをした方がずっと儲かります。現代の宝探しは競合相手が多数いますよ。」

ではでは

今日の本は、「大金持ちも驚いた105円という大金」です。
昨日は古本屋視点の本でしたが、今日は「せどり」視点の本です。
2007年からローン返済のための「やむなく」はじめたせどりで大成功。800冊の在庫で日に50冊以上の回転率と月120-170万円の利益を上げていることからもその「玉」の審美眼は超一流です。
著者は残念ながら2012年に急逝されましたが、その味わい深い内容はせどりの実体験・ノウハウ本として高く評価されています。

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