皆さん今晩は、代表の前田です。
今日は案外冷え込む一日でした。
帰りの自転車が少し肌寒かったです。
さて、今日のテーマは囚人のジレンマ。
ゲーム理論とかではなじみのあるキーワードですが、ここで簡単にご説明を。
同じ事件にかかわった二人の囚人AとBに対し検察側から司法取引の話が出る。
条件は簡単に言えば三つ。
相手にとって不利な証言をすれば自分の懲役を帳消しにするというもの。
しかし、両者がともに黙秘をすれば両者ともに短い懲役を受ける。
また、互いに不利な証言をすれば両者ともに懲役を受けることになる。
具体的には
互いに黙秘し、両者が懲役2年を受ける。
一方が黙秘し、もう一方が取引に応じた場合取引に応じた側を放免し、黙秘した側を懲役10年とする。
両者ともに取引に応じ双方にとって不利な条件として懲役5年を受ける。
というもの。
この例示を客観的に見ると容疑者側双方にとって理想的な状況は互いに黙秘ということになる。
しかし、いざ容疑者側に立つと双方ともに証言することが多いと言われている。
なぜなら、黙秘をするリスク(2年か10年)より、証言をするリスク(放免か5年)の方がはるかに自身にとって有利だからだ。
なぜこんな話をしているのかというと、最近囚人のジレンマと感じる価格競争が結構増えている気がするからだ。
結果として互いに首を絞めあうより、互いに協調していったほうがよいのではないだろうか。
ではでは
へぇー、面白いね!お店のセールをやる時期がどこも大体一緒なのは協力プレイってことになるのかな?
いや、それこそがジレンマの体現。
だって、両方ともにセールをしないで売り上げた方が利益が高い。
でもセールをしてでも顧客回転率を上げることで利益を補う戦略を両者が取れば、回転率は拮抗したままセール分だけ利益が下がる。
だから結果として互いに損を被っている。