みなさんこんばんは、代表の前田です。
今日は休日ということで少し羽を伸ばして映画鑑賞。
その中で、なんとも言えない懐かしさを感じたので、紹介したいと思います。
映画の題名は「謝罪の王様」
何とも小気味良いエンターテイメントでしたが、その中で懐かしく感じたのは中盤以降の文化的誤解からくるこじれの問題。
あれほどまでに極端なものはないかもしれませんが、実際異文化を理解するうえでこうした誤解はよくあることです。
例えば飲食店の予約のお話。最近読んだ事例でこんな記事を見つけました。
「差別? 予約拒否された外国人が憤るミシュラン寿司店の対応 」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159356/1
記事的に見れば日本のお店の対応が問題だと考えているようです。
私もそれにはおおむね同意します。
が、過去の経験からお店側にも言い分があることは確かです。
寿司という生ものを扱う仕事ですから、予約を受けるということは当日までに仕入れ分は売り切らなければなりません。
しかし、キャンセル料も払わずに予約をキャンセルされた場合、本来得られたであろう売り上げがなくなるどころか仕入れ分だけ損が出ることになります。
売値の2割が利益と考えても2時間分の消えた売り上げを補填するには10時間の売り上げを犠牲にしなければなりません。
それでは採算が取れないでしょう。
なので「売り上げもしくはキャンセル料を確保」するために予約の道を狭めているわけです。
柔軟な対応を好む文化からすればなんと融通の利かない閉鎖的なお店なんだと思うかもしれませんね。
しかし、どんなお店も営利のために動いているわけです。営利にはずれた行動をすることは難しいでしょう。
どんなお店だって初めから外国人お断りなんて考えているわけではありません。
しかし、日本人が働いている日本のお店で海外の人が騒ぎを起こしたら日本人以上に印象に残るでしょう。
そうした経験の積み重ねがこうした雰囲気を作っている遠因でもあります。
実はこれ、私が大学にいたころに結構議論したお話です。
日本人はうちとそとが明確に分かれていて、海外の人はとりあえずそとにいる人たちだという認識が強く、自分たちと違うと警戒しがちです。
ではでは
日本のマニアックな個性が守られている感じは好きだけどね!
日本人のマニアックさは宗教の戒律みたいに強固なものじゃないから、簡単に取り除けると思われる。
でも実際宗教みたいなもんだよね。