月別アーカイブ: 2015年2月

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2015.02.08 Sunday

安売り合戦は消耗戦

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

最近は、円安や人件費の上昇に伴い、小売店や外食産業を中心に価格の見直しが頻繁に起こっている印象を受けます。

 

一方で 仕入れ値や販売管理費が上がっていても市場占有率や市場規模の拡大を狙って安売りを維持しているところがあります。

競争戦略の一つとしてコストリーダーシップというのがありますが、価格という目に見える競争優位性が強みです。

 

ただコストリーダーシップの強みは他の追随を許さない安さ(コストの削減)ですが、その優位性は規模の経済性によって大企業が優位に立ちやすいのが現状です。

 

価格の弾力性、「値段が上下することで需要がどれだけ変化するか」を指す用語なのですが値段によって市場における優位性を獲得できるのであれば、大企業が目を付けないわけがありません。

 

本来得られるはずだった利益を投資として圧縮してコストの低減に挑む姿勢は非常に良いのですが、価格だけの競争優位性は残念ながら競合他社に模倣されがちです。

 

泥沼にはまる前に、付加価値の追求、事業転換、撤退などを決めるべきかもしれません。

 

ではでは

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2015.02.07 Saturday

損得抜きの集まりをどう維持するか

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、大学時代の恩師である教授のゼミOB会に参加してきました。

意外なところで接点があったり、ゼミ関係で業種が似通っている部分はありましたが、本当にさまざまな業界の人たちが損得抜きでこうして集まれるのは、利害関係がない大学の先輩後輩という関係があってこそだと思います。

 

結果として得になることはあっても、損を被ることがないという安心感はとても大事です。

 

実は私、このOB会合の幹事というか事務方として連絡係を担当しているのですが、予想以上に反響があってやりがいを感じました。

 

正直、あんとれボックスでの会合にもその充実感がほしいところですが残念ながらこちらは閑古鳥のままです。。

 

そんな今日は、会合の継続的な維持についてです。

結論から言えば、「主催者があきらめずに継続的に開催していれば、維持はできる」です。

 

他にも「常連さん」「フォロワー」など協力者の存在は不可欠でしょう。

しかし、主催者一人が頑張れることは良いイベントを継続的に開く努力を怠らないこと。

 

それが出来たからと言って、100%うまくいくわけではありません。

しかし、主催者があきらめたらそこでイベントは終了してしまいます。

 

自分が真に価値があると思うイベントを続けるのであれば、まずはとことん継続する意思を見せること。

継続すればきっと誰かが見てくれます。

 

ではでは

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2015.02.06 Friday

真似されないものを

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、アフターサービスについて。

 

独立開業で中小企業が大企業に負けないために耳にする「付加価値を付ける」経営戦略「集中」と「差別化」。

 

集中は専門店化で、10万人に一人くらいしか好事家がいないような特殊な分野に付加価値を持ってくる。

対して差別化は大企業がやるようなマニュアル化が難しい個別対応やより狭い領域でのサポートに特化したアフターサービスを付加価値にする。

 

家電屋なのにドリンクバーがあったり、テラスがあるコンビニエンスストアとか、古本屋の店主がイベント運営の事務方を引き受けたりなんてのも、差別化の手法としてあげられます。

 

勿論大企業も静観しているわけではありません。

ありとあらゆるサービスを試験的に運用し、成果が感じられたらそれを全店舗へ反映させる。

 

個人事業の店主が考え抜いた差別化の付加価値を丸ごと普遍的なものへと変貌させる。

勿論負けじと新しい付加価値を考え始める。

 

そうやって付加価値にかかわるいたちごっこをしている。

いたちごっこは体力があるほうが勝つ。大企業と中小企業で経営体力の勝負は分が悪いです。

 

以前後発組の優位性について紹介しましたが、差別化戦略における付加価値ほど模倣困難性が問われる分野はありません。

 

持続する付加価値は模倣する相手が割に合わないと思うくらいでなければ真似されてしまうからです。

 

一見なんでうまくいっているのだろう?という本人も説明できない価値を日々開発しなければなりません。

そして、逆に大企業から模倣できそうなものは逆に真似をしてみることです。取られてばかりではくやしいではないですか。

 

ではでは

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2015.02.05 Thursday

自己啓発という暗示が、自信につながる過程

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

雪のせいか、いつも以上に寒く感じてしまいます。

気温自体は普段とそれほど差があるわけではないのですが、視覚的には寒さ倍増です。

今日は、そんな印象を変化させる暗示について。

 

たいていの人は、物事を直感的に判断していると言われていますが、その源泉には何かしら外部からの影響があると考えられます。これは、精神分析の分野でも検証が続いていることでしょう。

 

分かりやすい例といえば、暗示でしょうか。

熱した鉄箸がとても熱いものだと認識させた上で、常温の鉄箸をさも熱く見せかけて持たせると手に水ぶくれが起きたという事例があるそうです。

 

私が体験した、「雪が降るとより寒く感じる」というのも、そうした暗示なのかもしれません。

 

暗示はビジネスの分野でいかんなく発揮されています。

一番近い言葉は「自己啓発」でしょうか。

 

自分自身を啓蒙し、成長する原動力にする自己暗示のようなもの。

啓発セミナーは外部の力を借りて実行しているわけですから、自己暗示とは言えないかもしれませんが、暗示で向上心を強めているわけですから、あながち間違いではないでしょう。

 

そして、自己啓発や暗示に共通するのは、「時とともに効果が薄れること」です。

例えどんなに強力でも時間の経過によって、その効果は減退してゆきます。

 

それではせっかく向上心を想起させた意味がありません。

向上心が高まった時に行動に移す。

 

そうすることで、暗示は暗示でなくなり、自信につながってゆくのです。

 

ではでは

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2015.02.04 Wednesday

ビジネスオーナーの労働

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、仕事におけるジレンマのお話。

起業では大企業が潜在的に抱える「イノベーションのジレンマ」を突くという考えがありますが、今までどんな人間でも思いつかなかったものを開発して、浸透させた企業はITのおかげか爆発的に増えてきています。

 

システムの自働化の結果、ビジネスマンがどこにいても仕事が成立し、ノマドライフや、労働週4時間のような生活に夢を見る人が増えました。

 

「企業に勤めて、粉骨砕身して得た賃金だけで生きていく」という狭い視野を広げてくれたことはとても素晴らしいことですが、一度自働化に成功したら安泰というわけではありません。

 

当たり前ですが、自働化した仕組みであっても競争優位性がなくなってしまえばすぐに営利を上げることが難しくなり、自働化どころか自らその歯車の一部となって事態の改善へと勤める必要が生まれます。

 

または競争優位性が薄れる前に事業自体を売却してしまえばよいのかもしれませんが、どちらにせよ売却後は新しいビジネスの仕組みを考え出さなければなりません。

 

しかも、自分の得意領域だった部分はすでに競争優位が薄れつつある。

結局、ビジネスオーナーで「労働時間の制約」はなくとも、「労働の質」は高める必要があるということ。

 

当たり前の話だけど、楽して稼げるのはすでに資産家であるか運がよかった時くらいだろう。

 

ではでは

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2015.02.03 Tuesday

ビジネスに限らず、パートナーは大事

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、パートナーのお話。

個人起業を除けば、起業は普通チームで行うことが多いと思います。

 

特定の目標、ビジョンに向かってまい進するにはそれなりの信頼関係を結んでいる仲間が必要になることでしょう。

しかし、非常に難しいのがそういった信頼がおける仲間の存在。

 

家族や親類、学生時代の友人など創成期から協力関係だったならともかく、人を急に信頼するのは容易ではありません。

例え協力関係になれたとしても、一つの出来事で信頼関係にひびが入るなんてこともあるくらいですから、ビジネスパートナーとの信頼関係は非常に大切です。

 

パートナーとの関係悪化で創業期に躓いて商いが失敗するなんてことも。。

 

商店会内では、契約関係ではないパートナーシップを持って操業しているところはそれほど多くはありません。

あってもたいていは夫婦だったり、家族だったり、はたまた学生時代の親友だったり。

 

やはり創業前から仲間は募っているわけです。

 

一人起業はフットワークも軽いですし、何事も自由に判断できますから、自由度という点では一人のほうが楽かもしれませんが、事業内容をえり好みしているとどこかで突っかかりが生まれてしまうもの。

 

それを解決するには、やはり同じ視点に立ってくれる仲間の存在が重要になってくるのです。

起業は一人でもできますが、ビジネスは一人ではできません。

 

ではでは

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2015.02.02 Monday

革新的なアイデアがなければ起業はできない?

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、最初の一歩、ついていく一歩について。

今では、起業と同義とまで思われているイノベーションという言葉ですが、どうも「誰もがかつて思いついたことのない画期的なものでなければならない」と視野を狭めている起業希望者がいらっしゃいます。

 

勿論、起業で新たな市場を開拓したいと考えている際その考えは間違ってはいないのですが、起業のすべてがそれに当てはまるわけではありません。

それに、初めの一歩を歩んだ人が常に成功者になるわけでもありません。

 

開拓者のメリット・デメリットは

・市場に対する競争優位性が高い

・市場における信用の高さ

・持続的なイノベーションに偏ってしまう

・前例がない為、研究や開発にコストがかさむ

常に先頭を走るのも大変です。

 

そのため、時には後ろを歩んできた人に抜かされることに。

開拓者の後ろをついてくる追随者は、早さを求められるものの開拓者のような開発コストはあまりかかりません。

そんな彼らをイノベーターと呼ぶことも。

何かを一から作ったわけではありませんが、だれよりも早くそれを世に知らしめる存在は市場規模を大きくするのに一役買っています。

 

誰かが歩んだ道でもうまくいけば成功する可能性は十分あるということ。

創造性豊かなアイデアがすべてではありません。

 

可能性をいち早く察知し、それを世に広めることも一つの起業の姿勢なのです。

 

ではでは

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2015.02.01 Sunday

心の整理、体の整理

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、 夜が本当に冷え込んで寒く感じました。

生活リズムが最近崩れ気味なのが原因でしょうか。

 

少しの無理でも体に負荷がかかると反動がやってきます。

人によってはあえて負荷をかけることで、無理の上限を上げるなんてことをする場合もありますが、基本は体の負荷を実感し始めたころに調整して休みを与えることが大事です。

 

我慢というのも大事な時もありますが、我慢=100%美徳ではありませんので無茶をする前に体を休めるべきだと思います。

 

体だけじゃなく、頭の休息も大事です。

多くの人は物事に集中しすぎると視野が狭くなると言われています。

 

狭い領域で活動していると井の中の蛙のように、偏った思考に陥りがちになってしまいます。

 

だからこそ、1人ではなく複数人で問題解決にあたったり、異業種交流だったり、趣味だったりと様々な領域の人と接点を持つことが心の整理に役立ちます。

 

心も体もあまり根を詰めないで、生活していきましょう。

手段が目的にならないよう、私生活も充実させている人たちのお話でした。

 

ではでは