みなさんこんばんは、代表の前田です。
今日は、アフターサービスについて。
独立開業で中小企業が大企業に負けないために耳にする「付加価値を付ける」経営戦略「集中」と「差別化」。
集中は専門店化で、10万人に一人くらいしか好事家がいないような特殊な分野に付加価値を持ってくる。
対して差別化は大企業がやるようなマニュアル化が難しい個別対応やより狭い領域でのサポートに特化したアフターサービスを付加価値にする。
家電屋なのにドリンクバーがあったり、テラスがあるコンビニエンスストアとか、古本屋の店主がイベント運営の事務方を引き受けたりなんてのも、差別化の手法としてあげられます。
勿論大企業も静観しているわけではありません。
ありとあらゆるサービスを試験的に運用し、成果が感じられたらそれを全店舗へ反映させる。
個人事業の店主が考え抜いた差別化の付加価値を丸ごと普遍的なものへと変貌させる。
勿論負けじと新しい付加価値を考え始める。
そうやって付加価値にかかわるいたちごっこをしている。
いたちごっこは体力があるほうが勝つ。大企業と中小企業で経営体力の勝負は分が悪いです。
以前後発組の優位性について紹介しましたが、差別化戦略における付加価値ほど模倣困難性が問われる分野はありません。
持続する付加価値は模倣する相手が割に合わないと思うくらいでなければ真似されてしまうからです。
一見なんでうまくいっているのだろう?という本人も説明できない価値を日々開発しなければなりません。
そして、逆に大企業から模倣できそうなものは逆に真似をしてみることです。取られてばかりではくやしいではないですか。
ではでは
ファッション業界でも新人デザイナーから大手アパレルブランドがデザインパクって安く作っちゃうから困るんだよん。
なんつーか、意匠権とか著作権とか、本当に難しいよね。
商標登録だってタダじゃないから、売れるまではそこまで意識しないだろうし。