みなさんんこんばんは、代表の前田です。
さて今日は本のタイトルについて考えてみる。
ビジネス書はその性質上どうしても同業種の話の内容が被りやすく、中身がパターン化されやすい。
その上文学作品と違って本の鮮度が非常に劣化しやすい。
結果ビジネス書は短い期間にどれだけ多くの人に手に取ってもらって購入してもらえるかどうかがカギとなる。
中身の差別化は難しい。
値段を下げたら利益にならない。
かといって売れないのは論外だ。
本の題名のインパクトさに目が行くのは当然だろう。
事実ビジネス書の多くはそうした奇をてらった題名の本が多い。
ファミリーレストランとして後発ながら、その圧倒的な価格戦略で業績を伸ばしているサイゼリアの創始者はこのような自伝を書いている。
「おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ」
ここまで言い切られると清々しいと思うけれど、この言葉に説得力を感じるのは題名に恥じない結果を出してきたからこそだろう。
奇をてらっても許されるのはそれに見合う成果(誰もが知っている企業に成長させた実績)があってこそだろう。
どこの馬の骨とも知らない飲食店の店主が同じ題名で本を出したら大ヒンシュク間違いなしだ。
中途半端な成功者の格言ほど説得力に欠けるものはない。
題名によるキャッチの重要性を否定はしないけれど、奇をてらった題名の本ほど、中身の凡庸さに失望し低評価を受けることが多い。
私見だけど名前を聞いたこともない著者の「できる」「一流」といった言葉や疑問形、断定系の題名は地雷の予感がする。
勿論中身に見合った面白い題名なら大歓迎だ。
ではでは
内容良くても「あなたに言われてもね…」ってなると意味なし。逆に尊敬できる人の言葉だと当たり前の言葉が名言に!
ただ、内容はともかくとして題名だけは光るという本もあって・・・。
日本タイトルだけ大賞なんていうのもあるくらいだし。
中身に自信がないなら、それこそ奇をてらってみるのもいいのかね?