みなさんこんばんは、代表の前田です。
今日は、ちょっと個人的に興味のある事柄。
20日くらい前の話になりますが、7月に施行される児童買春・児童ポルノ禁止法改正案に漫画やアニメ・CGなどの規制を盛り込むか否かで議論が持ち上がりましたが、今回は見送るということになりました。
私は表現の規制云々は慎重派なので、今回の裁量には満足。
http://blogos.com/article/87853/
児童ポルノ犯罪の件数は過去6年間増加傾向にあるそうで、こうした規制によって性犯罪の件数が減ることを望んでいるようです。
性犯罪を連想させるものが減れば犯罪も減少する。
確かにありそうな話ではあるけれど、問題を見誤っているのではないだろうか。
児童ポルノという犯罪の背景は被害者の防御意識の低さにあるのではないだろうか。
加害者が巧妙といえるかもしれないが、それ以上に被害者が騙されやすいことが原因では?
児童ポルノ事件の内訳を見てみると児童ポルノの「製造」が約48%、「流通」が約52%となっており、「製造」のうち4割(つまり全体の約2割)が騙されて自分のポルノを撮って送ったと言われている。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG18003_Y4A610C1CR0000/
つまり、ネット上で知り合った相手に騙されて自分でポルノを製造してしまったわけだ。
振り込め詐欺の被害者同様に詐欺にあったようなものだ。
ネット社会の成熟に伴い今の若い人にはネットがあって当たり前の社会になっている。
確かに便利だし、情報収集も発信も容易だ。
しかし、居酒屋で愚痴ったりポラロイドカメラで撮るのと違い、ネットの発言や写真掲載は一度載ると撲滅は難しい。
だからこそ情報発信には細心の注意が必要だし、スマートフォンやタブレットの扱いには気を付けてほしい。
知らない間に騙されて被害者になり、知らない間に犯罪の片棒を担ぐことになる。
英語教育やゆとり教育も大事だけれど、これから一人一台スマートフォンの時代がやってくる。
ネットリテラシーを学ぶ機会が求められる。
ではでは
今日の本は、「日本一やさしいネットの稼ぎ方」です。
こうした本を読んでいて実感したことだけれど、本になって注目された時点でその商売の旬はとうに過ぎている可能性が高いという事実。
昔はネットで何でも売れたかもしれないけれど、今は競合が多すぎて顧客と接点すら築くのが困難に。
ネット展開は安価に商圏が広がると同時にライバルもぐっと増えるということを覚えておこう。
児童ポルノっていう字面を見るだけで妄想できます、うへへ。
難しい問題だけど、技術の発展に伴う弊害としか言いようがないな。