みなさんこんばんは、代表の前田です。
今日は朝から凄い雨、休日出勤の方はお疲れ様です。
さて、サッカー熱が徐々に穏やかになっている今、偶然にもポジショニング戦略に関する本を読んで私も考え込むことに。
ポジショニング戦略とは、読んで字のごとく「立ち位置」を明確にするためのマーケティング戦略の一つ。
マーケティングと言えば、マイケル・ポーターの戦略論の古典『競争の戦略』が取り上げられる。
事業戦略を分析する企業アナリスト志望ならバイブルともいえる名著。
この中に書かれている競争の5要因から業界構造を分析する「ファイブフォース分析」は、今なお経営分析に使われることもある位だ。
そして、そんな戦略競争において新規参入者が競争力を獲得するには主に3つの方向性が考えられると示している。
・コストリーダーシップ戦略(ただひたすら安さを追求する)
・差別化戦略(他にはない独自の価値を提供する)
・集中化戦略(特定の分野に特化する戦略、いわゆる専門店)
ポジショニング戦略はこの中の差別化戦略に相当する。
差別化戦略で念頭に置くのは競合相手の立ち位置を知ること。
競合相手の立ち位置抜きに他社とは違う独自性は獲得しづらい。
が、しかし。。
他とは違う独自性≠お客さんが認める価値であって、他と違うことが必ずしも競争を優位に進めるわけではない。
そうすると今度はお客さんが価値を認めるもの、需要を分析することが必要になってきて……
商いの道のりは面白くも険しい。。
ではでは
今日の本は、「マーケティングは他社の強みを捨てるところから始まる」です。
他者の強みを捨てると聞くと、無視してもいいように聞こえる。
けれど実際はむしろ逆で、最大限努力しても他社と差別化できないのであれば無理に伸ばそうとせずにほかに目を向けようということ。
他社の強みを乗り越えられるに越したことはないのは確かだ。
ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワンを目指すということだね。
オンリーワンを目指すって本当に難しいよね。。
自分が一番手だと思ってたら、実は何人も通ってきた道だったり。