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2014.06.04 Wednesday

システムを支える

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

またしても少し前の記事ですが、管理職のみならず一部の高収入な専門職にも労働時間の規制を無くす『ホワイトカラー・エグゼンプション』を再度検討する動きが厚生労働省の中で起こっている。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140523/plc14052319340030-n1.htm

 

綺麗ごとはままあるかもしれないけれど、正直これは厚生労働省が考えるワークライフバランスの実現の対岸に位置する制度だと言える。

 

企業と従業員の立場が対等でない以上、この制度は企業が従業員に選択肢という名の働き方の強要を引き起こすこと必至である。

 

売り上げ等のノルマを課して就業時間は無限大。ノルマ達成できなければノルマを下方修正しつつ収入もカットしていく。

 

営利追求のシステムが役割である企業にとってはこのやり方は理に適っているものかもしれないけれど、企業を構成する人材はシステムの生きた部品でもある。

 

酷使することばかり目がいって、メンテナンスも修理もしないのであればその部品は必ず足りなくなっていく。

 

人が次々に入れ替わる、もしくは定着しない企業はたとえどんなに優れた業績を持っていてもシステムを支える部品が足りていないということだ。

 

どんなに儲かる仕組みであろうが、過労死が多発する企業に人は定着しないと思う。

 

システムを支えるのは機械だけじゃない。

 

ではでは

 

今日の本は、「『要領がいいね!』と言われたい人の仕事の習慣」です。

私は要領が悪いとよく言われる。自分でもそう思う。

でも人よりも多くの失敗を経験するからこそ時間をかけても効率化する道を探したがる。

一生懸命やって失敗した人を笑うのは簡単だけど、失敗した人の成長はそこから始まる。

 

コメント2件 “システムを支える

  1. 姉貴

    ノルマ達成したら帰ってもいいよってことなんだろうけど、それでも残業してさらに成果上げる人にはボーナスやら昇進があるんだろうから何も変わらなさそう。

  2. 前田

    制度の整備だけして中身の議論ないがしろにする現状は危険だと思う。
    企業の提案を断っても従業員側が不利にならない制度が必要だ。

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