月別アーカイブ: 2013年11月

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2013.11.20 Wednesday

量と質

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

量より質、という格言をよく耳にします。

しかし、商いの世界では意外と量のほうが幅を利かせていることが多いです。

 

 

チェーン店は、質を多少犠牲にしてでも量で損失を補てんする仕組みになっています。

だから無茶な価格設定が可能になっています。

 

対して、高級料理店は量を生産できない分高い品質と価格で利益を維持しています。

 

量では勝ち目が薄い個人事業者は後者の高品質に移行せざるを得ませんでした。

 

しかし、量だけでは思った以上の利益は得られず、質は旬が過ぎると高コスト体質が仇となってしまいます。

 

結局そのどちらも抑えた戦略に落ち着くのが、最近の価格戦略です。

 

小売のコンビニチェーンでは、独自のプライベートブランドが既存品の代替品として機能し、その上でプレミアム商品を併売しています。

 

貧乏性は、廉価な代替品を購入し、手持ちに余裕があればプレミア商品を買うことでしょう。

類似した商品であっても、価格が二種類ある方が単一価格よりも消費者意欲がわいてくるそうです。

 

量だけでも、質だけでもない。

量と質どちらも抑えた二種類の選択肢が客層を広げるためには有効です。

 

ではでは

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2013.11.19 Tuesday

営利団体と非営利団体の手数料

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

最近、日本ユニセフの募金活動についての記事がネット上でよく見られます。

 

そのコメントの中で特に多いのが募金額の19%が活動資金に割り当てられていることに対する不満です。

 

多くの募金を徴収するためには宣伝広告費や人件費などのコストが掛かることは承知していますが、規模が大きい分決して無視できない額(運営経費が約30億円)となっていることが話題になっています。

 

非営利団体が非難される原因は、こうした不自然な運営経費の高さ、手数料の割合が大きさがあげられます。

 

しかしどうもピンときません。これは本当に高すぎなのでしょうか?

 

逆に営利団体(企業)の手数料はいかがでしょうか?

 

例えば、オンライン通販関係

・アマゾンの販売手数料(カテゴリー別成約料等を除く)は商品代金の15%です。

・楽天市場は最大でも6.5%(勿論固定費などは除く)です。

・ヤフーオークションは5%(勿論以下略)です。

 

販売額に対する手数料の割合は15%が最も大きいです。

固定費分を踏まえても、2割が妥当でしょうか。

 

そうすると日本ユニセフも企業並みのコスト体質であることがわかります。

あれだけ多くの寄付金を集めるためには、やはり大企業並みの経費が必要だということでしょうか。

 

ではでは

 

今日の本は、「お金が苦手な文系タイプ必読! 日本一わかりやすいお金の本」です。

・貯蓄額は固定額ではなく所得に対する割合で決める

・貯蓄は一番初めに出ていく出費として考えて別口座へ移し替える

・日々の家計簿をつけて、収支を見える化する

言葉にすると簡単ですが、実行できていないことがあるのではないでしょうか。

学問と同様に貯蓄にも王道はありません。地道にコツコツと蓄えるのが一番の近道なのです。

 

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2013.11.18 Monday

昨日の古本市から

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

昨日の記事にずいぶん反響があって驚いています。

 

さて、そんな古本市をしていて疑問に思ったことがあります。

 

私の様な人間でもお店を構えているのに、文学の造詣も深い周りの参加者がお店を持っていないこと。

 

私自身も古本屋の難しさを少しは学んできたつもりですが、あの方々ならば複数人で店番を回して店舗を運営することが出来そうなのに、と思ってしまいました。

 

そこで昨日出店を手伝ってくれた人(昨日のカメラマンさん)と話をしていると、「そこが狙い目では?」という助言を頂きました。

 

あんとれボックスは、曲がりなりにも早稲田に古本屋として構えている店舗です。

店内には商品を並べられる長机や、10人くらいがくつろげる椅子も用意があります。

 

古本市に出店してコミュニティを形成している参加者であれば、『古本屋さんごっこ』を経験できる機会はなかなか貴重なのではないでしょうか。

 

商材が少ない古本屋もどきであるあんとれボックスだからこそ、古本屋を疑似体験できる場を提供できます。

 

少人数の身内でトークに花を咲かせるのもよし、複数人で出店するもよし。

 

この界隈で読書コミュニティを形成されている皆さん、あんとれボックスで『一日古本屋』を開催してみませんか?

 

電話だと応答できないこともありますので、ご連絡はこちらの下記メールアドレスまで!!

info@entrebox.biz

 

ではでは

 

今日の本は、「それでもお店が開きたい!」です。

今は、お店や事務所を構えて開業すること自体がナンセンスと言われることがあります。

コストを圧縮するために不要な経費は極力排除しようという意識が働いていることだと思います。

しかし、お店があることの安心感は計り知れません。

 

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2013.11.17 Sunday

イベントの色

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、天候に恵まれて青空古本市「みちくさ市」へ出店することが出来ました。

 

初めての参加だったので、色々な方のお世話になりました。

売り上げは芳しくなかったものの、非常に楽しめました。

写真 1

次回はもっと売り上げが伸びる選別をしたいと思います。

 

さて、これで三種三様のイベント出店を経験したのですが、どれもお客さんの層が違っていました。

 

当然のことですが、古本市と言っても企画ごとに色が違います。

 

みちくさ市はどちらかというと文学志向で、見学した西荻窪一箱古本市は出店者個々人のオリジナリティが際立っていました。

早稲田の古本市は黒本がメインで、白本はなかなか太刀打ちできません。

 

私も「読みやすいビジネス書」ならそれなりに書籍がそろっていますが、あいにくビジネス書向けの古本市を見たことがありません。

 

そういったイベントをご存知の方は是非ご一報ください。

当店の書籍をプレゼントいたします。

 

ではでは

 

 

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2013.11.16 Saturday

事業計画は堅実に

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は歯科に行ってきました。

定期検査と下あごにある親不知を抜くための相談をしました。

 

もう一昨年の話かもしれませんが、上あごの親不知を抜いたときですら非常につらいものでした。

 

下あごは、歯が横に生えているため、歯肉を切り開いて取り出すことになりそうです。

 

想像するだけで憂鬱です。

 

さて、話は変わりまして今日は事業計画書の書き方講座を受けてきました。

 

既に起業している身としては不要に感じられるかもしれませんが、事業計画書通りに物事が進むことはありません。

 

定期的に自分の事業を見直す意味でも、こうした講座を通して事業計画書を見直す癖をつけると良いのかもしれません。

 

今日はファッション業のメーカー、小売りをターゲットにした事業計画書だったので異業種の視点を学ぶことが出来ました。

 

ただ、事業計画に必要な要素は業種が異なるとはいえほぼ同一だったと思います。

 

起業を一度でも考えた人は、事業計画書を書いてみるところから始めることをお勧めします。

 

自分を納得させるだけでなく、他人を説得するための交渉材料として嘘偽りなく堅実な計画を構想することが求められます。

 

ではでは

 

今日の本は、「マンガでやさしくわかる事業計画書」です。

私は漫画が好きです。教養が低いと思われるかもしれませんが、日本の歴史や世界史も漫画を通して興味をもった人間です。

シェイクスピアも、観劇できなかったものは「まんがで読破」シリーズで理解を深めました。

マンガやイラスト、図は視覚的に物事を伝える上でとても有効な手段だと思います。

この書籍は、事業計画書の書き方をまんがで解説する入門書です。

大まかに5つのステップに分かれており、必要な書類をダウンロードして活用できる点も魅力的です。

 

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2013.11.15 Friday

時にはシェイクスピアを

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、雨が降りそうということで傘を片手に寒い中出陣してきました。

 

おかげでお店に着くと同時に暖房を少し働かせてしまいました。

 

さて、気が付けば今月も折り返し地点です。

皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか?

 

さて、私は今日も夕方に外出してきました。

目的はもちろん講演会。

 

私が幼いころから観劇している舞台『子供のためのシェイクスピア』で翻訳文を提供し、シェイクスピア全集の翻訳も担当するなど、日本のシェイクスピア研究の第一人者ともいえる小田島雄志氏の講演でした。

 

上で華々しく書いていますが、実際見たのは今回が初めてでした。

そんな厚顔な私がなぜこの場所へ来たのかと言いますと、シェイクスピアが好きだからです。

 

自分も大学時代にサークル活動でシェイクスピア劇を英語でしていました。

また、あんとれボックスもビジネス書オンリーと明言している当店の数少ない例外として「シェイクスピア関係」があり、数は多くないものの小田島氏の書籍もいくつか扱っています。

 

別にシェイクスピアを研究しているわけでもなく、ただの一ファンとしてシェイクスピア劇が好きなど素人でしたが、最後にミーハー気分でサインをもらってしまいました。

 

写真を撮ってお店に飾っておきたいと思います。

 

ではでは

 

今日の本は、「フリーターなぜ?どうする?」です。

フリーターはともかく、学生時代のアルバイトは社会経験という点で非常に意義があるものだと思います。

普段何気なく享受しているサービスや価格がどのように決められ、また機能しているのか供給する側から知ることができます。

小売でのアルバイトを経験すると、レジ係に優しくなれることうけおい、だそうです。

 

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2013.11.14 Thursday

中小小売商業活性化フォーラム

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、東京都の主催する小売事業者向けのフォーラムがあったので行ってきました。

 

去年も行ってみたのですが、講演があまりにも独りよがりの自慢話だったので早々に見切りをつけた気がします。

 

ただ、今年は別の目的で興味がわきました。

「商店街グランプリ」

私が所属する商店会が応募したわけではありませんが、商店会側の人間として他の商店会の活動を知ることは有意義なものだと思い、この部分だけ聴講しに出かけました。

 

受付で名刺を渡して入場し、席が空いていたのでそこに腰かけて話を聞いていました。

 

グランプリに応募するだけあってどの商店会の企画もそれなりに興味深いものでした。

 

評価の基準となったのは「価値の定着」「新しいものを取り込む」「高い質を継続させる」といったところでしょうか。

 

商店会活動は多業種の参加が不可欠です。

それをとりまとめ、方向性を集約して企画運営に活かす役割が必要です。

 

上にあげた点を見事突破し、成果を上げたところが表彰される。

評価方法が不透明ですが、なかなか良い企画だと思います。

 

帰宅途中で入場時に頂いた資料に目を通していたのですが、中小企業の講演者が実施しているサービス内容について書かれたパンフレットが同封されていて、とても感心しました。

 

コーヒー・傘貸与無料、日用品・雑貨・お米などの販売、毎週末にイベント……

 

これが、講演者が経営する家電量販店のサービス内容の一部。

 

地域密着とはどういうものか、高価格で利益を上げるサービスとはどういうものか、大変勉強になる資料です。

 

また来年も機会があれば参加したいものです。

 

このフォーラムに一つだけ注文を付けるのであれば、平日に昼間ではなく、もっと参加しやすい時間帯に実施すればよいのにと思います。

 

ではでは

 

今日の本は、「SOHO起業家として生きる」です。

スモールオフィス、ホームオフィスは、一人起業の最も低コストな形です。

事務所を外に賃貸で得る必要なく事業を始められるうえ、家の中で事業と関係のある部分は事業経費として認められるので、自分のスキルやノウハウを生かしてビジネスを始めるには費用対効果が高い起業です。

ただ、対外的には仮事務所という認識をされてしまうので、世間的な信用を得るのは容易ではありません。

 

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2013.11.13 Wednesday

客寄せパンダを取らないで

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

昨日に引き続き、寒い天気です。

昨日から一気に冬が到来した気がします。

 

さて、私は今日久々に仕入れに出かけてきました。

荷物を運んでいるといつも体力不足を思い知らされます。

 

そういえば、私が本を方々から集めていた時はせどりが幅を利かせていて、いつどこに行ってもブルートゥース片手にバーコードを調べている人を見かけただけで棚をじっくり見る気が失せたものです。

 

今日も何人かのせどり師を見かけましたが、片端から本を持っていくので、残念な気持ちになります。

 

誤解のないように申し上げますが、私はせどりそのものを非難しているわけではありません。

自分の目利きを信じて値打ち本を見つけ出し、高値で売るせどりの行為自体は古本屋も受動的なだけで同じです。

 

今のせどりの何が気に入らないのかというと、「値打ち物を根こそぎ持っていく」ことです。

同業者はもとより、掘り出し物目当てにお店に来たお客さんが茫然としてしまいます。

 

店側からすると、客寄せパンダの様な商材を根こそぎ持っていかれる。

消費者からすると値打ち本が一切なくなってしまい、無難なラインナップしか残っていない。

 

いずれにせよ、お店の活気が減ってしまうことは間違いありません。

 

ではでは

 

今日の本は、「先輩!お金の相談に乗ってください!」です。

お金の貸し借りは人間関係をたやすく変異させてしまいます。

金の切れ目が縁の切れ目とならないよう、お金を貯め、資産を運用する教養を身に着ける必要があります。

だから相談する、相談を受ける意義は大いにあります。

 

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2013.11.12 Tuesday

協業の精神

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

今日は、冬真っ盛りな一日でした。マフラー手袋をして完全防寒で出かけましたが、それでも自転車に乗りながら受ける風の冷たいことと言ったらありません。

 

さて、今日は商店会から回覧板で忘年会のお誘いを頂きました。

忘年会は、異なる業種の会員が集う機会として非常に貴重な時間です。

 

道は違えど目標は同じ人たちが集まって話をするのはとても有意義です。

特に飲食店は、お店が近いこともあって時にはお客さんの取り合いみたいなことも少なくないと思います。

 

そんな人たちが、互いに仕事を忘れて話が出来るのは商店会ならではの繋がりだと思います。

 

私も商店会に同業の方がいらっしゃいますが、扱っている書籍が異なることに加えてお互い様の精神でいがみ合うことなく親しくさせて頂いています。

 

このお互い様の精神は、単純な同情とは違います。

本来個々人で選択を迫られる事業者としての悩みを共有できる面々がすぐそばにいて、損得抜きで話を聞いてくれる。

 

学生時代は当たり前すぎて気付かなかった点ですが、社会人になるとそういった場、コミュニティの有難さは代え難いものだと思います。

 

一緒に地域を商いで盛り上げよう。

方法は千差万別ですが、商店会として協業の目的は一緒です。

 

ではでは

 

今日の本は、「5秒で好かれる心理術」です。

時間や割合など不確かな指針でもって購買層に買ってもらおうと考えるキャッチコピーが増えています。

心理術という割に、5秒という時間の縛りがあるのも冷静に考えると変な話です。

しかし、一時期メンタリズムでしたか心理的なパフォーマンスが流行していたことからも、心理への人の興味は尽きないのでしょう。

 

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2013.11.11 Monday

テンパる、しくじる、落ち込む。

みなさんこんばんは、代表の前田です。

 

昨日の夜に部屋を少しだけ整理しました。

まだ箱の山に囲まれていますが、少しだけ気分が軽くなりました。

 

さて、今日は負のスパイラルについて考えてみました。

私は、かなりあがり症で未体験の対応には基本的にテンパってしまいます。

 

その状態の私は大分挙動がおかしくなります。意味もなくうろうろしたり、何度も同じ確認をするといった余計な行動が増えてきます。

 

そういう時に限って、規模を問わず失敗します。

 

失敗をしてもそれを表に出すようではプロ失格ですが、自身の力不足で失敗して落ち込まない人はなかなかいないでしょう。

 

何かに忙殺されるとテンパる・しくじる・落ち込むの負の連鎖に陥りやすいと思います。

 

しかし、一つ一つを鑑みると

テンパるのは新しいことに挑戦しているから

しくじるのは自分が未熟であることの結果であって

落ち込む(反省する)のは次の機会に活かすため

それぞれ必要な過程と言えます。

 

緊張しても、失敗しても、落ち込んでもいいと思います。

それに引き摺られて塞ぎ込まないように、気持ちをコントロールすることが大事です。

 

ではでは

 

今日の本は、「上海のMBAで出会った中国の若きエリートたちの素顔」です。

あんとれボックスは、個人的な関係で外国人のお客さんが多く来店されます。

彼(女)らは日本で会社に勤めて、今必要なことを考えながらまい進しています。

私自身学ぶことも多く、彼らとのつながりは公私共々大切にしています。